アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(3月7〜18日/WTAプレミア・マンダトリー/賞金総額864万8508ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦。

 元世界1位で、グランドスラム23度の優勝を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、14ヵ月の不在のあと、ついにプロツアーに復帰した。彼女はザリナ・ディアス(カザフスタン)を7-5 6-3で倒し、次の2回戦で第29シードのキキ・バーテンズ(オランダ)と対戦する。

 ソーシャル・ニュース・ ウェブサイト、レディット(Reddit)の創設者のひとりであるアレクシス・オハニアンと結婚したセレナは、昨年9月に娘アレクシス・オリンピア・ジュニアを出産し、その後、復帰への道を歩んできた。

 第1セットの第11ゲームでディアスのサービスを破るまで、セレナはコートの後方でプレーしていた。ディアスのフォアハンドがネットしたとき、セレナは「カモン!」と自分を鼓舞し、 観衆はそれを後押しした。

 セレナは最初のゲームを、時速160kmのサービスエースでスタートし、最終的にラブゲームでキープした。 彼女は第1ゲームと第5ゲームでブレークポイントを握っていたが、ものにできず。 その後、より強くボールを打ち、5-5としたとき、本来の姿に戻ってきた。

 ディアスとセレナは、第2セットの早い段階では、お互いにサービスブレークをし合ったが、その後はセレナが最後の5ゲームを勝利へと突き進んだ。勝利の瞬間に、セレナはネットのほうへ微笑みながら近づき、そのとき家族はスタンディング・オベーションで彼女を称えた。

「今、私はこのトーナメントで、ただ勝利をつかもうとしているだけ。自分自身に大きなプレッシャーやストレスや期待を抱かせるつもりはないの」とセレナは言った。

「そういうことができた、数少ないものの一つだわ」

 セレナは昨年1月のオーストラリアン・オープンで姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を破り、グランドスラム23度目の優勝を飾ったあと、妊娠を理由に休養に入り、世界1位だったランキングを大きく落とした。今大会はスペシャル・ランキング(戦線離脱した選手の早期復帰のための救済措置)により22位でプレーしている。

「私には失うものは何もない。得るばかりよ」とセレナは言った。

「ここにいることは喜び以外の何ものでもないわ」

 セレナが今大会で優勝したのは1999年、2001年のことで、その後、彼女はビーナスとともに数年間、この大会をボイコットしていた。ふたりは同じドローの4分の1のブロックに入っており、双方が勝ち上がれば、3回戦で姉妹対決が実現する。

 セレナのほか、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)も今大会でツアー復帰を果たした。彼女はヘザー・ワトソン(イギリス)を6-4 6-2で倒し、2回戦では昨年のUSオープン覇者で第13シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦する。

 2012年と2013年にオーストラリアン・オープンを制しているアザレンカは、昨年のウインブルドン4回戦でシモナ・ハレプ(ルーマニア)に敗れて以来、プレーしていなかった。彼女は2016年12月に生まれた息子レオの親権争いの渦中にある。

 そのほかの1回戦では、18歳のキャサリン・ベリス(アメリカ)が予選勝者のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-3 6-0で破った。スタンフォード大学からのフルスカラシップを断り、昨年8月にプロ転向したベリス。彼女は2回戦で今大会ディフェンディング・チャンピオンのエレナ・ベスニナ(ロシア)と対戦する。

 この日、2回戦に進んだアメリカ人はセレナ、ベリスのほかに5人いる。女子はダニエル・コリンズ(24歳)、ジェニファー・ブレイディ(22歳)、男子はテイラー・フリッツ(20歳)、ミッチェル・クルーガー(24歳)、ジャレッド・ドナルドソン(21歳)で、いずれも3セットの戦いを制した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
INDIAN WELLS, CA - MARCH 08: Serena Williams celebrates match point against Zarina Diyas of Kazakhstan during the BNP Paribas Open at the Indian Wells Tennis Garden on March 8, 2018 in Indian Wells, California. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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