男子は初出場の北谷町立北谷(沖縄)と聖徳学園(東京)がベスト8進出 [第6回全国選抜中学校テニス大会]

 第6回全国選抜中学校テニス大会(3月29~31日/団体戦/香川県営総合運動公園テニス場)は30日、男女団体1、2回戦の計48試合(コンソレーション含まず)が行われ、男女ともに8強が出揃った。

 試合方法はトーナメント方式の団体戦で、ダブルス2試合+シングルス1試合の合計3試合(試合順D2→S1→D1)で争われ、1回戦から準決勝までは1セットマッチ、決勝のみ8ゲームマッチで行われ、コンソレーションも同時開催される。

聖徳学園の仁島清嘉/長谷川和也 写真◎BBM

 男子は初出場ながら第1シードの聖徳学園(東京)が、6年連続出場となる地元の高松市立桜町(香川)と1回戦で対戦。D2は聖徳の小林拓矢/田中岳太が高松市立桜町の竹内友河/後藤貴人に3-6で敗れるが、S1の馬塲葵平が日髙喜成を、D1の仁島清嘉/長谷川和也が中西健斗/中原仁誇をともに6-1で下し、2回戦に進出。2回戦は新潟市立上山(新潟)に苦しみながらも3連勝でベスト8に進出した。

「ダブルス強化のためにボレーを鍛えたのが、かなり生きている。海に近い会場で風が強いことも予想され、様々なシチュエーションに対応できるように練習してきた」と成徳学園の長谷川和也キャプテンは胸を張った。

北谷町立北谷 写真◎上野弘明

 初出場、ノーシードから8強に駒を進めたのは北谷町立北谷(沖縄)。1回戦で第3~4シードの東海(愛知)に対し、D2の呉屋凱斗/仲村秀吾が緒方俊太郎/小川響希を6-4で倒すと、S1で玉城勇稀が白木幹人を6-1で下して勝利を決めた。

 2回戦の横浜市立富岡(神奈川)戦ではD2を呉屋凱斗/島袋紘也に変更して、原田祐/春日大和を6-0で一蹴。S1は玉城勇稀が賀川嵩介に6-4で競り勝ち、ベスト8に駒を進めた。

「全国レベルの相手と対戦したことがなく、最初は怖さもあったけどメンタルで持ちこたえてなんとか勝つことができた。その勢いで2回戦も勝って自信がつき、明日もいけるかなと思う」と北谷町立北谷のキャプテン、仲村秀吾は初の大舞台で大きな手応えをつかんだようだ。

名古屋の山田凌大/大倉隆太郎 写真◎上野弘明

 そのほかのシード勢は、昨年準優勝で今大会第2シードの日本大学第三(東京)、第3~4シードの四日市市立山手(三重)、第5~8シードの名古屋(愛知)、浪速(大阪)、甲南(兵庫)が準々決勝に進出。残り一校は5大会連続出場の小平市立小平二(東京)。2回戦で第5~8シードのエスコラピオス学園海星(三重)を下し、史上最多となる3度目の優勝を狙っている。

日本大学第三 写真◎BBM

 31日(土)は香川県総合運動公園テニス場で男女団体の準々決勝、準決勝、決勝が行われる。決勝のみ8ゲームプロセットマッチ、それ以外は1セットマッチで試合開始時間は9時の予定。

(テニスマガジン◎池田晋)

※トップ写真は、シングルスで2勝を挙げてチームのベスト8進出に貢献した北谷町立北谷の玉城勇稀(写真◎上野弘明)

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