プイユとフォニーニの勝利で1勝1敗で初日を終了 [デ杯準々決勝イタリア対フランス]

 男子テニスの国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ準々決勝「スペイン対ドイツ」(4月6~8日/イタリア・ジェノバ/クレーコート)で、故郷の観衆に鼓舞されたファビオ・フォニーニ(イタリア)が1セットダウンから挽回してジェレミー・シャルディ(フランス)を6-7(6) 6-2 6-2 6-3で下し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

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 世界20位のフォニーニは、第2セットの出だしに左脚にテーピングを施したが、遅いレッドクレーの上で3時間31分かかった試合を通し、故障に煩わされているような様子は見せなかった。

 フォニーニは、会場となったジェノバのあるリグーリア地方で育った。

「ここに来て、多くの友人たちの前でプレーし、このようなサポートを受けられるというのは素晴らしいことだ」とフォニーニは言った。

「ここには多くの思い出がある」

 世界80位のシャルディは、これに先立つデ杯での5試合で勝ち、ごく最近はインディアンウェルズでフォニーニを倒していた。

 これに先立つ第1シングルスで、ルカ・プイユ(フランス)は2セットのリードを浪費してしまったが、最終的にアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-3 6-2 4-6 3-6 6-1で倒し、フランスのために貴重な勝ち星をつかんでいた。

 世界11位のプイユは、第5セットに入ってからプレーレベルを上げ、セッピは一連のミスを犯すことになった。

「第5セットでよりアグレッシブにプレーし、リスクを冒してでもより思い切っていこうと決めたんだ。僕には、試合を締めくくるエネルギーが残っていた」とプイユは振り返った。

 セッピは、2月半ばにロッテルダム準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に敗れて以来、プレーしていなかった。

「まだこれから調子を取り戻さなければならないが、この試合からいくつかのいい部分を持ち帰れる」とセッピは言った。

 土曜日のダブルスでは、シモーネ・ボレッリ/パオロ・ロレンツィ(イタリア)がピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)と対戦する。相手を入れ替えたシングルスは、日曜日に行われる。

 イタリアは、準優勝した1998以来、史上2度目となるワールドグループ準決勝進出を果たしたいと願っている。一方のフランスは、3年連続でのベスト4入りを目指している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は日本との1回戦でのファビオ・フォニーニ(イタリア)
MORIOKA, JAPAN - FEBRUARY 04: Fabio Fognini of Italy plays a backhand in his singles match against Yuichi Sugita of Japan during day three of the Davis Cup World Group first round between Japan and Italy at Morioka Takaya Arena on February 4, 2018 in Morioka, Iwate, Japan. (Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)

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