ナダルにフェレールが続き、スペインが2012年以来の4強 [デ杯スペイン対ドイツ]

 男子世界国別対抗戦、デビスカップ・ワールドグループ準々決勝「スペイン対ドイツ」(4月6〜8日/スペイン・バレンシア/クレーコート)の最終日。

 スペインのエース、ラファエル・ナダルは日曜日の最初のシングルスに勝利すると、両国対戦成績を2勝2敗のタイに戻し、最終シングルスに勝負を託した。

 そして最終シングルスでは、ダビド・フェレール(スペイン)がフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を7-6(1) 3-6 7-6(4) 4-6 7-5、4時間51分の試合で破り、スペインが3勝目を挙げて準決勝進出を決めた。

 フェレールはコールシュライバーに対する対戦成績を11勝3敗とし、2009年から数えて8連勝となった。

 スペインの4強入りは2012年以来だ。次の準決勝は9月14日から16日まで、イタリアを3勝1敗で下したフランスと、相手国で対戦することになった。フランスは昨年の優勝国。

 世界ランク33位のフェレールは、同34位のコールシュライバーのサービスを破ったあと、自身のサービスゲームをキープして試合を決めた。最後は、コールシュライバーが114本目のアンフォーストエラーをおかした。一方のフェレールのアンフォーストエラーは96本だった。

「この瞬間を楽しみたい」とバレンシアに住むフェレールは言った。 「僕にとって、これは人生で最高の1日のひとつ。今週をもっと楽しみたいよ」。

 スペインは、この勝利でホーム開催27連勝となった。この記録はイタリアが、1949年から1964年まで29連勝という最多記録を樹立している。スペインは2000年のワールドグループ1回戦、対イタリア戦以来、ホスト国となったときに破れていない。

「信じられない試合だった」とスペイン代表監督のセルジ・ブルゲラ(スペイン)は言った。

「両者が勝利に値する試合だった。私が思うに、フィリップは今までプレーした中でベストマッチの一つをプレーしたのではないかと思う」

 世界ランク1位のナダルは、最終日のシングルスで20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-1 6-4 6-4のストレートで破ったことで、2005年の対イタリア戦でのシングルス勝利から始まった、シングルスとダブルスを併せた連勝記録で24勝目を記録し、デ杯史上歴代1位となった。

 ナダルは初日の金曜日にコールシュライバーを6-2 6-2 6-3のストレートで破ったが、その試合は、1月のオーストラリアン・オープン準々決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)を相手に、ファイナルセット途中で右臀部の故障により棄権して以来、初めての試合だった。

 ズベレフは初日の金曜日にフェレールを6-4 6-2 6-2のストレートで破り、ドイツに1勝0敗のリードを与えた。さらにドイツは土曜日のダブルスで、ティム・プッツ/ヤン レナード・ストルフがフェリシアーノ&マルク・ロペスのスペインペアを6-3 6-4 3-6 6-7(4) 7-5、4時間40分の試合で破って2勝1敗とリードしていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は最終シングルスに勝ち、スペインの準決勝進出を決めたダビド・フェレール
David Ferrer of Spain celebrates the victory in is match against Philipp Kohlschreiber of Germany during day three of the Davis Cup World Group Quarter Finals match between Spain and Germany at Plaza de Toros de Valencia on April 8, 2018 in Valencia, Spain (Photo by David Aliaga/NurPhoto via Getty Images)

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