モナコ・モンテカルロで開催されている「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/4月15~22日/賞金総額523万8735ドル/クレーコート)のシングルス1回戦を簡単にクリアして2回戦に駒を進めたあと、ほっとした様子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、厄介な肘の故障には、もはや煩わされていないと言った。

 ジョコビッチは同胞のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を 6-0 6-1で下した。彼は最初のマッチポイントをものにし、帽子を取って頭を後ろに傾け、それから勝利を祝うために手を挙げた。

 1回戦での勝利だったため喜びは抑え気味だったが――結局のところ、彼はここで2度優勝した経験を持つ男だ----同時に、故障が再浮上しなかったがために、いつも以上でもあった。

「ここまでプレーした試合の数(が少ないこと)を考慮すれば、よかったと思った。昨年のウインブルドンから、おそらく6、7試合しかプレーしていないからね」とジョコビッチは言った。彼は次のラウンドでボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。

「そんなわけで2年のあとに、ようやく僕は痛みなしにプレーできるようになった」

 ジョコビッチは、オーストラリアン・オープン準々決勝(対チョン・ヒョン)を含む、ここ3試合を落とし、今年3勝3敗という成績で、この大会に至った。

 今月、彼はアンドレ・アガシ(アメリカ)、ラデク・ステパネク(チェコ)というふたりのコーチと別離したが、これはこの12度グランドスラム大会を制した男にとって、このところ続いていた一連のコーチ交代の最新のものだった。ジョコビッチは2016年にボリス・ベッカー(ドイツ)とともに働くのをやめ、アガシをコーチング・スタッフに加える少し前に、長年のコーチだったマリアン・バイダを解雇していた。

 今、ジョコビッチはぐるりと回って、ふたたびバイダとともに働き始めた。もっとも彼らは長期の契約を交わしたわけではないので、バイダは非公式なコーチということになる。

 ジョコビッチは彼のことを、ある部分はコーチであり、ある部分は相談役であると言った。

「彼はどちらかと言えば兄、父のような存在だ。プロとしての生活でも、プライベートでも、多くのことを共有できる人なんだ」とジョコビッチは言った。

「彼はいつも、僕のためにそこにいてくれる。僕のことを隅から隅まで知っている。彼は、僕が可能な限り高いプレーレベルに戻るためには何が必要なのか、を知っているんだ」

 ジョコビッチは昨年の後半を休息にあて、それから2月に医療的措置を受けた。その後、3月のインディアンウェルズの初戦で、トップ100にも入っていない予選勝者(109位/ダニエル太郎)に敗れ、マイアミでも早期敗退した(47位/ブノワ・ペール)。

「少しプレーしてみるという決断を、急ぎ過ぎてしまっていたかもしれない」とジョコビッチは言った。

「望むレベルより低いところで“いいプレー”をする、というのは、僕にとって耐えるのが容易なことではなかった」

 彼はまた、アガシとステパネクとの別離についても触れ、元コーチたちとの間に苦々しさはまったくないと言い張った。

「インディアンウェルズとマイアミのあと、僕は自分がどの方向に行きたいと思っているのかわからなかった。僕は、どちらの方向に行きたいのか自問していたんだ」と彼は言った。

「個人的なことは何もないし、悪いフィーリングもない。僕らはごく普通の形で別れたんだ。我々はこれからも合うし、友人同士である続ける」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
16th April 2018, Monte-Carlo Country Club, Roquebrune-Cap-Martin, France; 2018 Monte-Carlo Tennis Masters; Novak Djokovic (serbia) claims his victory (Photo by Laurent Lairys/Action Plus via Getty Images)

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