錦織がズベレフを退け、4度目のマスターズ決勝でナダルと対戦へ [ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

「ロレックス モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/賞金総額523万8735ドル/クレーコート)のシングルス準決勝で、錦織圭(日清食品)が第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を3-6 6-3 6-4で倒し、決勝進出を果たした。試合時間は2時間13分。

 今大会に6年ぶり2度目の出場となる錦織は、前回プレーした2012年の3回戦でトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦し、6-2 2-6 4-6で敗れていた。

 この結果で錦織は、ズベレフとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年8月にワシントンDC(ATP500/ハードコート)の準決勝で初対戦しており、ズベレフが6-3 6-4で勝っていた。

 今週の錦織は、1回戦で第12シードのベルディヒを4-6 6-2 6-1で、2回戦でダニール・メドベデフ(ロシア)を7-5 6-2で、3回戦で予選勝者のアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-0 2-6 6-3で破って初の8強入り。前日に行われた準々決勝では、第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)との2時間55分の試合を6-4 6-7(1) 6-3で制していた。

 ATPマスターズ1000の大会で錦織が決勝に勝ち進んだのは、2016年7月のトロント(ハードコート)以来で9大会ぶり4度目となる。

 錦織はマスターズ初優勝をかけて、大会11度目のタイトル獲得を目指すディフェンディング・チャンピオンのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。第1シードのナダルは準決勝で、第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-1で下しての勝ち上がり。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。

 復帰後4大会目のATPツアー参戦となる錦織は、トップ10の選手と今季3度目の対戦で2勝目を挙げた。

※写真は錦織圭(日清食品)
MONTE-CARLO, MONACO - APRIL 21: Kei Nishikori of Japan plays a forehand during his men's Semi-Final match against Alexander Zverev Jr. of Germany during day seven of ATP Masters Series: Monte Carlo Rolex Masters at Monte-Carlo Sporting Club on April 21, 2018 in Monte-Carlo, Monaco. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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