クビトバがケルバーを倒し、チェコがまたも決勝へ [フェド杯ドイツ対チェコ]

 女子テニス世界国別対抗戦、フェドカップ・ワールドグループ準決勝「ドイツ対チェコ」(4月21、22日/ドイツ・シュツットガルト/室内クレーコート)の第4試合で、ペトラ・クビトバ(チェコ)がアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-2 6-2で破り、1時間あまりの試合でチェコを決勝へと導いた。

 最終的にチェコは4勝1敗でドイツを下した。

 クビトバが勝負を決する対戦に勝って3勝1敗としたあと、カテリーナ・シニアコバ/バーボラ・ストリコバのチェコ・ペアは、ダブルスでも勝利をおさめた。37分のプレーのあとにチェコ・ペアが7-5とリードしたとき、ユリア・ゲルゲス/アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)が棄権を決めたのだ。

 この決勝はチェコにとって、ここ8年で6度目のものとなる。

 クビトバは7本のサービスエースを決め、生み出した6度のブレークチャンスのうち5度をものにして、グランドスラム大会を2度制した元ナンバーワンのケルバーに、つけ入る機会を与えなかった。

「今日は非常に力強いスタートを切り、それを試合を通して続けなければいけないことはわかっていた。試合の出だしから、自分がすべての武器を持っていることを自覚していたわ」とクビトバは言った。

 土曜日にドイツは1セットも取れずに2試合を落としたが、日曜日の最初のシングルスで、ドイツのゲルゲスがカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 6-2で倒し、スコアを1勝2敗にまで立て直していた。

 ゲルゲスは8本のサービスエースを決め、1時間弱で試合を決めることにより、チェコが早々に勝ち上がることを許さなかった。

 しかしドイツは過去に、一度も0勝2敗の劣勢から挽回したことはなく、またチェコは一度も2勝0敗から巻き返されたことはなかった。フェドカップで10度優勝しているチェコは、ここ7大会で5度優勝しており、今、ドイツに対する対戦成績を8勝1敗とした。

 ドイツはいまだ、2014年以来の決勝進出の実現を待ち続けている。(C)AP(テニスマガジン)

準決勝|ドイツ対チェコ

第1試合 ●ユリア・ゲルゲス 3-6 2-6 ◯ペトラ・クビトバ

第2試合 ●アンジェリック・ケルバー 5-7 3-6 ◯カロリーナ・プリスコバ

第3試合 ◯ユリア・ゲルゲス 6-4 6-2 ●カロリーナ・プリスコバ

第4試合 ●アンジェリック・ケルバー 2-6 2-6 ◯ペトラ・クビトバ

第5試合 ●ユリア・ゲルゲス/アンナ レナ・グロエネフェルト 5-7 途中棄権 ◯カテリーナ・シニアコバ/バーボラ・ストリコバ

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)、3月のマイアミで撮影
KEY BISCAYNE, FL - MARCH 25: Petra Kvitova of Czech Republic returns a shot to Sofia Kenin during the Miami Open Presented by Itau at Crandon Park Tennis Center on March 25, 2018 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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