ナダルが同じサーフェスで連取したセット数で、マッケンローの記録を打破 [ムトゥア・マドリッド・オープン]
スペイン・マドリッドで開催されている「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/5月6~13日/賞金総額719万0930ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-4で破ることにより、同じサーフェスで連取したセット数「49」というジョン・マッケンロー(アメリカ)の記録を破った。
ナダルはクレーコートで連取したセット数の記録を「50」に伸ばし、1984年にマッケンローが室内カーペットコートで樹立した記録を追い越した。
「僕のキャリアが終わったとき、そこにずっと残る何かがあることになる。50セットを連続で取るのは難しいことだよ」とナダルはコメントした。
「でも、それは果たされた。もう終わった。だからそのことについて話すのはもうやめて、僕が気にかけている未来に待っていることについて続けていこう」
世界1位のナダルのフォーカスは今、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に対する次の試合へと向けられている。これは昨年の決勝と同じカードだ。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)に2-6 7-6(5) 6-4で競り勝ったティームは、クレーコートで最後にナダルを倒した選手であり、それが起きたのは、昨年のローマでのことだった。
また、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)を6-4 6-2で退け、次のラウンドで第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦することになった。イズナーは、3セットすべてタイブレークという激戦を制し、パブロ・クエバス(ウルグアイ)を倒した。2時間21分の戦いは、6-7(9) 7-6(3) 7-6(4)というスコアで幕を閉じた。
今季の成績を18勝1敗に向上させたナダルは、クレーコートでの過去39試合で38勝を挙げている。
ナダルは第1セット、シュワルツマンがスマッシュミスを含めて連続でミスを犯した際に、ブレ―クを果たして4-2とリードした。
ナダルは第2セットでも、フォアのウィナーを放ってふたたびブレークに成功。シュワルツマンもブレークバックしたが、2本連続でダブルフォールトを犯したために、ナダルに3度目のブレークを献上してしまい、結局ナダルがそのまま勝利をつかんだ。
グランドスラム大会を16度制したナダルは、モンテカルロとバルセロナでそれぞれ11回目となる優勝杯をつかんだあと、今、マドリッドで6度目のタイトルを狙っている。
ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)は第3セットのタイブレーク0-4から巻き返し、第4シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を3-6 6-4 7-6(6)で倒すという驚きの番狂わせをやってのけた。彼がトップ10プレーヤーに勝ったのは、キャリア初のことだ。
ラヨビッチは次のラウンドで、第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。アンダーソンは、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-3 7-6(7)で退けた。
カイル・エドマンド(イギリス)は第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を6-4 6-4で倒し、スペインでの快進撃を継続させた。ノーシードのエドマンドは、水曜日に元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで下していた。
エドマンドは準々決勝で、19歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは同胞対決となった3回戦で、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4 6-4で下して勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はラファエル・ナダル(スペイン)
MADRID, SPAIN - MAY 10: Rafael Nadal of Spain plays a backhand against Diego Schwartzman of Argentina in their third round match during day six of the Mutua Madrid Open tennis tournament at the Caja Magica on May 10, 2018 in Madrid, Spain. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
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