イタリア・ローマで開催されている「BNLイタリア国際」(ATP1000/5月13~20日/賞金総額544万4985ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、ティーンエイジャーのデニス・シャポバロフ(カナダ)が、またもビッグな勝利をやってのけた。彼はスロースタートを克服し、第15シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を1-6 6-3 7-6(5)で下したのである。

 19歳のシャポバロフは先週のマドリッド・オープンで、同胞のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を倒した末、最終的に準決勝にまで進出したばかりのところだった。

 すでに今週、キャリア最高の29位に至っていたシャポバロフは、このベルディヒに対する勝利のおかげで、来週のランキングが発表されるときには22位のラオニッチを追い抜き、カナダのナンバーワンとなる。

「僕はここまでの人生を通し、ずっとそれを目標にして努力を積んできた。だから実際にそれをやってのけることができなんて、かなりクレイジーだ。いつの日か母国をデビスカップでの勝利に導けたら、と願っている」とシャポバロフは言った。

 シャポバロフはすでに、リシャール・ガスケ(フランス)が19歳で世界17位に至った2005年以降の、もっとも若いトップ30プレーヤーだ。

 賢く巧妙なテニスを見せびらかすシャポバロフは、第3セットのタイブレークで、勇敢なネットダッシュを見せてスマッシュでポイントを決め、リードを4-0と広げた。

 ベルディヒは挽回して5-5と追いついたが、左利きのシャポバロフは、今度は対戦相手のほうをネットにおびき出し、意地の悪い片手打ちバックハンドのパッシングショットを、ダウン・ザ・ラインに炸裂させた。

 最初のマッチポイントで、シャポバロフはまたもダウン・ザ・ラインにショットを放ち、フットワークの乱れたベルディヒは、これを返球することができなかった。

 リスクをおかすことを厭わないシャポバロフは、ベルディヒの2倍のアンフォーストエラーをおかしたが、また相手の3倍のウィナーも決めた。

「第1セットでは、自分の足場を見つけることができなかった。ここのクレーはマドリッドとすごく違うから」とシャポバロフは言った。彼がローマに出場したのは、これが初めてだったのだ。

「でも僕はただ戦い続け、競い合い続けた。試合の流れを逆転させることができて、本当にうれしいよ」

 雨によって試合開始が遅れ、それから何度か中断されたこの日、第9シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は熱心なファンたちの前で、非常に苦労した末にワイルドカード(主催者推薦枠)のマルコ・チェッキナート(イタリア)を5-7 6-2 6-2で倒した。

 そのほか、第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が予選を勝ち上がったニコラス・ジャリー(チリ)を6-4 6-1で下し、第16シードのルカ・プイユ(フランス)はワイルドカードで出場したアンドレアス・セッピ(イタリア)に6-2 3-6 7-6(3)で競り勝った。

 先月のバルセロナ・オープンで決勝に進出していた予選勝者のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、4-1とリードしたところで対戦相手のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が棄権したため、セットを終えずして2回戦に進出した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はデニス・シャポバロフ
ROME, ITALY - MAY 15: Denis Shapovalov of Canada returns a forehand in his match against Tomas Berdych of Czech Republic during day 3 of the Internazionali BNL d'Italia 2018 tennis at Foro Italico on May 15, 2018 in Rome, Italy. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

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