イタリア・ローマで開催されている「BNLイタリア国際」(ATP1000/5月13~20日/賞金総額544万4985ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)がデニス・シャポバロフ(カナダ)を計画的に消耗させて6-4 6-1で下し、準々決勝に進出すると同時に、このカナダのティーンエイジャーに対してちょっとしたリベンジを果たした。

 シャポバロフは、最初のふたつの自分のサービスゲームで8つのブレークポイントを凌いだが、結局、第1セットの半ばにサービスを落とした。

 現在キャリア最高の29位にまで上がったシャポバロフは、昨年のモントリオールでナダルに対して驚きの勝利を挙げ、ナダルがナンバーワンに返り咲くチャンスを阻んでいた。

 ナダルは今週、世界1位の座を取り戻そうと努めてもいる。ここローマで8度目のタイトルを獲得すれば、ナダルはふたたびロジャー・フェデラー(スイス)から世界1位の座を奪い返すことになるのだ。

「彼はサービスが強力だったし、僕はリターンにミスがあった」とナダルは振り返った。「左利きでサービスがよく、どんどん打ち込んでくる選手と対戦するのは、心地いいものではないよ」。

「彼はあらゆる面で優れている。彼に必要なのは、ほんの少しの時間だけだよ」

 シャポバロフはここに至る過程で、第15シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)とロビン・ハッサ(オランダ)に対する2試合のフルセットマッチを乗り越えていた。彼はまた、前週のマドリッドで準決勝まで勝ち進んでいた。

「僕は完全に打ちのめされたという感じではなく、より清々しい気分になったよ」とシャポバロフはコメントした。

 2013年以来、イタリア国際で優勝していないナダルは、次のラウンドで地元選手のファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。フォニーニはペーター・ゴヨブチック(ドイツ)を6-4 6-4で下し、この母国の大会11度目のトライで初となる準々決勝進出を決めた。

 気性の激しいフォニーニは、第2セットの途中でラケットをたたきつけ、主審から警告を受けた。しかし、それ以外では冷静さを保ち、前日に第6シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に対して印象的な勝利を収めた調子を継続させた。

 ローマで過去4度優勝している第11シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-1 7-5で下して今季初の8強入りを決めた。ジョコビッチは準々決勝で、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-1 6-2で破って勝ち上がった日本の錦織圭(日清食品)と対戦する。

 第9シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は、6-2 4-5とリードしていた時点でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が鼠径部の故障でリタイアしたたため8強入りが決まった。また、第10シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はアルヤズ・ベデネ(スロベニア)に6-4 6-7(3) 6-2で競り勝った。

 そのほかの試合では、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がカイル・エドマンド(イギリス)を7-5 7-6(11)で、第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)はブノワ・ペール(フランス)を6-3 6-4で破り、ベスト8が出揃った。

 準々決勝では、ズベレフがゴファンと、チリッチはカレーニョ ブスタと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は3回戦で対戦したラファエル・ナダル(スペイン/右)とデニス・シャポバロフ(カナダ/左)
ROME, ITALY - MAY 17: Rafael Nadal (R) of Spain shakes hands after victory in his match against Denis Shapovalov of Canada during day 5 of the Internazionali BNL d'Italia 2018 tennis at Foro Italico on May 17, 2018 in Rome, Italy. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

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