イタリア・ローマで開催された「BNLイタリア国際」(ATP1000/5月13~20日/賞金総額544万4985ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ラファエル・ナダル(スペイン)は前年度覇者のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-1 1-6 6-3で倒すことにより、今シーズンのクレーコート大会でのトップ2対決を勝者として抜け出し、ローマで8度目の優勝を飾った。

 前週のマドリッド(ATP1000)の準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れたばかりだったナダルは、27日にパリで始まるフレンチ・オープンに向かう今、自信を取り戻した。

「素晴らしい1週間だった」とナダルは言った。

「マドリッドで負けたことは厳しい経験だったから、ここでカムバックしてトロフィーを勝ち獲れたのは、本当に素晴らしいことだよ」

 ナダルは第3セットの序盤で先にブレークを許したが、雨による50分の中断のあと、コートに戻ると盛り返し、5ゲームを連取した。

「(中断後)彼はずっと速く、僕よりずっとアグレッシブにプレーしていた」とズベレフは言った

「(中断が)流れを変えてしまった。自分の側に勢いがなければ、ラファを倒すことはできない」

 それでもズベレフは、第2セットでナダルを圧倒し、第3セットでは、雨の中断前にワンブレークを果たしたことを喜んだ。

「僕はクレーコートのマスターズ1000決勝で、もう少しでラファを倒せそうなところまで迫った。だからそれをパリに持ち込めると思う」とズベレフは言った。

 ズベレフとの対戦成績を5戦5勝に更新したナダルは、まもなく始まるフレンチ・オープンで11度目の優勝を目指している。

「もちろん、フレンチ・オープンでのラファは優勝候補だ」とズベレフは言った。ズベレフはこれまで一度も、グランドスラム大会で4回戦以上に勝ち進んだことがない。

「僕はドローで彼と反対側の山にいるので、それはいいことだよ」

 ナダルは月曜日発表される最新の世界ランキングで、ロジャー・フェデラー(スイス)から1位の座を奪い返すことになる。フェデラーはウインブルドンの準備をするため、クレーコート・シーズン全体をスキップしていた。

「2005年の僕のここでの最初の勝利は、僕にとってもっとも素晴らしい思い出のひとつだ」とナダルは表彰式の際に言った。

「何年もたったあとに、ふたたびこのカップを手にするというのは本当に、本当に特別なことだよ」

 ナダルとズベレフは、このクレーコート・シーズンで、互いに2つずつタイトルを獲得している。ナダルはモンテカルロ(ATP1000)とバルセロナ(ATP500)で、ズベレフはミュンヘン(ATP250)とマドリッド(ATP1000)で、それぞれ優勝杯を掲げた。

 ナダルがこれ以前にローマで勝ったのは、2013年までさかのぼる。

「おめでとう、ラファ」とズベレフは言った。

「あなたは史上もっとも偉大なクレーコート・プレーヤーだ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は決勝を戦い終え、お互いを称え合うラファエル・ナダル(スペイン/右)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/左)
20th May 2018, Foro Italico, Rome, Italy; Italian Open Tennis, finals day; (L-R) Alexander Zverev (GER) congratulates Rafael Nadal (ESP) after their finals match won by Nadal 6-1, 1-6, 6-3 (Photo by Giampiero Sposito/Action Plus via Getty Images)

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