三重県四日市市は5月25日、霞ヶ浦テニスコート(三重県四日市市大字羽津甲)をオープンした。同地には1970年(昭和45年)の日本万国博覧会(大阪万博)から移設されたオーストラリア館(観光、イベント施設)があったが、老朽化により閉館し、その跡地に新たに建設した。

 テニスコート16面とクラブハウスを有する。内訳は、屋外ハードコート8面と屋根付ハードコート8面で、サーフェスはすべてUSオープンと同仕様、同カラーを採用した。

画像: 屋外コートは8面

屋外コートは8面

画像: 屋根付きコートも8面

屋根付きコートも8面

 メインコート(センターコート)には1017席、サブコートには470席の観客席があり、そのほかの屋外コート6面には計555席、屋根付きコート8面には計740席がある。各コートに観客席があることは一般的に見て珍しく、この施設の特徴の一つと言える。

画像: 各コートに観客席がある

各コートに観客席がある

 場内中央を通る「アスリートモール」と呼ぶ通路は一本道で、道幅が4mと広く、その左右にすべてのテニスコートを配置している。通路を歩きながら左右のコートに目をやると、フェンスが取り払われているため視界がいい。“観る”“応援する”という点で、施設設計に携わったテニス関係者のこだわりが感じられる。その際、プレーヤーへの配慮も決して忘れていない。通路、観客席から、審判台横の選手ベンチまで4m以上の距離をとっているので、人が通路を行き来してもプレーヤーはおそらく気にならない。

 また、テニスは横並びのコートにおいて、プレー中の試合のじゃまにならないようにコート内を移動しなければならないが、各コートのベースライン後方に入り口を設けているため、コートを横切って隣りのコートへ移動する必要がない。この点においてもプレーヤーへの配慮が感じられた。

画像: 場内地図

場内地図

画像: 場内をまっすぐ歩けるアスリートモールから、左右のコートの様子を観ることができる

場内をまっすぐ歩けるアスリートモールから、左右のコートの様子を観ることができる

霞ヶ浦テニスコート開場式

 霞ヶ浦テニスコートのオープンに先立ち、9時から開場式が行われた。四日市市長の森智広氏、三重県テニス協会会長で衆議院議員の川崎二郎氏、同施設完成までに深く関わった関係者およそ50名が顔を揃えた。また、開場式のあとに始まる三重県インターハイ予選(団体の部)に出場する県内高校テニス部部員1400名と各校監督も勢ぞろいし、ともにコート完成を祝った。

画像: メインコートで行われた開場式

メインコートで行われた開場式

画像: 「四日市は“テニスの街”と自信を持って言える」と力強い言葉を発した森市長

「四日市は“テニスの街”と自信を持って言える」と力強い言葉を発した森市長

画像: 「3年後の有明(東京五輪)、そしてUSオープンと同じ仕様のコートでプレーする、その経験を一生の思い出に、みなさんの人生を歩んでほしい」と高校生たちにメッセージを送った川崎氏。自身もテニス経験者

「3年後の有明(東京五輪)、そしてUSオープンと同じ仕様のコートでプレーする、その経験を一生の思い出に、みなさんの人生を歩んでほしい」と高校生たちにメッセージを送った川崎氏。自身もテニス経験者


霞ヶ浦テニスコート、四日市ドーム、三滝テニスコート

 霞ヶ浦テニスコート16面は、屋内12面の砂入り人工芝コートを有する「四日市ドーム」に隣接する。さらに車で5分(徒歩15分)の場所には、屋外14面の砂入り人工芝コートを有する「三滝テニスコート」(昭和48年/1973年三重インターハイ会場)もあり、これら3施設を合わせると合計42面の“テニスの森”の誕生だ。

画像: 四日市ドーム外観

四日市ドーム外観

画像: 四日市ドーム内には砂入り人工芝コートが12面ある。観客席は4704席

四日市ドーム内には砂入り人工芝コートが12面ある。観客席は4704席

画像: 三滝テニスコートは砂入り人工芝コート14面

三滝テニスコートは砂入り人工芝コート14面

 テニスの全国大会や国際大会が開催されている公共施設には、有明テニスの森(33面)、ITC靱テニスセンター(16面)、ブルボンビーンズドーム(13面)、東山公園テニスセンター(20面)、長良川テニスプラザ(17面)、広島広域公園テニスコート(20面)、博多の森テニス競技場(20面)などがあるが、霞ヶ浦テニスコート+四日市ドームの屋内コート(屋根付き含む)20面(ハードコート8面+砂入り人工芝コート12面)は、その中で最大数。

 この四日市市の新しいテニスエリアが、市民や県民から愛され、さらに国内外のテニスプレーヤーが集う場へと発展することに大いに期待したい。

 まずは今年8月に東海インターハイ(平成30年度全国高等学校総合体育大会〜2018彩る感動 東海総体テニス競技」が開催され、3年後の2021年には三重とこわか国体(国民体育大会テニス競技)の舞台となることが決まっている。

霞ヶ浦テニスコートへのアクセス

●電車|近鉄名古屋線「霞ヶ浦駅」から徒歩約20分
●車|東名阪自動車道「四日市東I.C」から国道23号線経由で約7km、約15分
●タクシー|「近鉄四日市駅」から霞ヶ浦緑地約17分、「JR四日市駅」から霞ヶ浦緑地約13分

取材◎編集部 写真◎福地和男、BBM

※トップ写真は霞ヶ浦テニスコート開場式でのテープカットの模様。出席者は森智広氏(四日市市長)、竹野兼主氏(四日市市議会議長)、川崎二郎氏(三重県テニス協会会長/衆議院議員)、西口学氏(国土交通省中部地方整備局建政部長)、水谷重信氏(四日市市自治会連合会会長)、水谷敏男氏(NPO法人四日市市体育協会会長)

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