セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とマリア・シャラポワ(ロシア)が最後に対戦してから、非常に多くのことが起きた。

 2人の関係はライバルとは言い難いほど、一方的な対戦成績が残っている。22度の対戦で19度セレナが勝利、しかもその中には現在も続く18連勝が含まれている。

「お互いのテニスを比べたら、彼女の方が自分よりも多くの点で優れている。数字(対戦成績)は嘘をつかない」とシャラポワも実力の差を認めている。2人は競り合っているわけではないが、それでも非常に魅力的な対戦だ。

 シャラポワはドーピングによる出場停止で15ヵ月欠場。セレナは第一子出産の影響でグランドスラム出場から16ヵ月も遠ざかっていた。

「どちらもカムバックの途中にいる。でも彼女は復帰して1年近く経っているけど、私はまだ数ヵ月。だから、単純に比較できないし、まったく新しい対戦になる」とセレナは語った。

 セレナのグランドスラム優勝23回に対してシャラポワは5回。生涯グランドスラムを達成した6人の女性選手のうちの2人でもあり、現役では彼女たちだけだ。セレナがフレンチ・オープン優勝3回でシャラポワは2回。クレーコートでのタイトル数では、セレナが13でシャラポワは11となっている。そして、どちらも元世界ナンバーワンだ。

 女子テニス界でもっとも成功した2人は、選手を超越した存在だ。優勝賞金以外でも何千、何億円もの大金を手にしている。セレナは最近、洋服のオンラインショップを開店したばかりで、シャラポワはキャンディーショップを経営している。

 ツイッターのフォロワーはセレナが1100万人、シャラポワが900万人を超える。セレナがイギリス王室の結婚式に出席すれば、シャラポワはラファエル・ナダル(スペイン)と練習して、どちらも大きな話題になった。

「私たちが人生の中で成し遂げてきたこと、自分たちの行動によって、ストーリーにどれだけ多くの人に影響を与え、インスパイアしてきたか。自分たちのバックグラウンド、スポーツ以外にそれぞれ独自の方法で何ができるのかは、世の中に大きな影響を与えてきたと思う。彼女がしてきたことに、私もすごく刺激を受けてきた。これだけビジネスやファッション界で成功した原動力は、間違いなくコートの上で達成してきたものだと思う」とシャラポワは語った。

 オフコートでのふたりは、衝突もしてきた。

 2013年、ある雑誌の記事にセレナがシャラポワについて批判的な意見を述べていることが明らかになった。それに対してシャラポワは「セレナは自分の人間関係、彼女のボーイフレンドが実は結婚して子供もいるのに離婚しようとしていることについて、語ったらどうかしら?」とやり返した。

 昨年シャラポワが出版した自伝で自分について触れられている部分についてセレナは「100%噂ばかり。残念。すべてが真実ではない」と批判した。

 シャラポワが17歳、セレナが22歳のとき、2004年ウインブルドン決勝とWTAチャンピオンシップではシャラポワが勝利。だが、その後の対戦はすべてセレナが制している。グランドスラムで7連勝、クレーコートで3連勝、またサーフェスに関係なく、直近16セット連続でセレナが奪っている。

 31歳になったシャラポワが36歳のセレナに勝つなら、相手がまだ今季7試合しかプレーしていない今が最大のチャンスだ。長い欠場によりセレナはランキング451位のノーシード、シャラポワは30位の第28シードで今大会に出場している。

 ロラン・ギャロスでの1、2回戦でセレナは不安定だったが、3回戦でかなり改善されている。1回戦で世界ランク70位、2回戦で第17シード、3回戦では第11シードを倒してきた。

「試合を重ねるごとによくなっている。相手が強くなっても、粘り強く戦えている。今後も調子を上げていきたい」とセレナは語った。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマリア・シャラポワ(左/ロシア)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
PARIS, FRANCE - JUNE 02: Maria Sharapova of Russia plays a forehand during her womens singles third round match against Karolina Pliskova of Czech Republic during day 7 of the 2018 French Open at Roland Garros on June 2, 2018 in Paris, France. (Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)
PARIS, FRANCE - JUNE 3: Serena Williams of USA during Day 8 of the 2018 French Open at Roland Garros stadium on June 3, 2018 in Paris, France. (Photo by Jean Catuffe/Getty Images)

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