ムグルッサがツレンコの途中棄権で4回戦を突破 [フレンチ・オープン]
「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と対戦したが、第1セットの第3ゲーム途中でツレンコが棄権したためムグルッサのベスト8進出が決まった。試合時間は20分。
グランドスラムで2度目の4回戦に臨んだ29歳のツレンコは、0-2で迎えた第3ゲームでサービスを打ったときに脚の痛みの訴え、試合続行が不可能と判断して棄権を申し入れた。
全仏に5年連続出場となるムグルッサは、2016年の決勝でセレナ・ ウイリアムズ(アメリカ)を倒してグランドスラム初制覇。昨年は4回戦で、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)に1-6 6-3 3-6で敗れていた。
この結果でムグルッサは、ツレンコとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。初対戦だった2015年8月のトロントの2回戦はツレンコが7-5 6-1で、昨年9月の武漢(いずれもWTAプレミア5/ハードコート)の2回戦ではムグルッサが6-4 6-4で勝っていた。
今大会でのムグルッサは、1回戦で2009年覇者のスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を7-6(0) 6-2で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のフィオナ・フェロ(フランス)を6-4 6-3で、3回戦では2010年準優勝者のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を6-0 6-2で破って16強入りを決めていた。
ムグルッサは準々決勝で、第28シードのマリア・シャラポワ(ロシア)と対戦する。シャラポワは4回戦で対戦予定だったセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が胸の筋肉の負傷で棄権したため、不戦勝で勝ち上がっていた。
※写真は4回戦で対戦したレシヤ・ツレンコ(ウクライナ/ネット奥)とガルビネ・ムグルッサ(スペイン/手前)
撮影◎毛受亮介/テニスマガジン
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