フランス・パリで開催されている「フレンチ・オープン」(5月27日~6月10日/クレーコート)の女子シングルス4回戦。
 
 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は胸の筋肉の故障のため、マリア・シャラポワ(ロシア)と戦うことになっていた4回戦の少し前に棄権を決め、グランドスラム復活劇に自ら終止符を打った。

「ものすごくがっかりしている」とセレナは棄権発表後に行った記者会見で言った。

「でもまた、私は(当初から)自分自身とコーチ、私のチームに、もし私が最低でも60%か50%の状態ですらなかったら、プレーすべきではないと約束していたの」

 23のグランドスラム・タイトルを獲得しているセレナは、右胸部の筋肉の問題のためサービスが打てないのだと言った。この先何が起こるかを見極める前に、まずMRIテストを受け、医師の判断を仰ぐと説明しているとき、彼女の声はやや震えていた。

「肉体的にサービスを打てないという事実は、イチからやり直し、ポジティブな姿勢を保つべきだといういい証拠よ」とセレナは言った。そして「回復に努め、ことを悪化させるような状態にならないようにすべきだということよ」。

 36歳のセレナは昨年9月に娘を出産しており、16ヵ月の産休後初となるグランドスラム大会に出場しているところだった。

 シャラポワは以下のようなコメントを発表し、セレナの早い回復と迅速なツアー復帰を願った。

「私はセレナとの試合を楽しみにしていました。彼女が棄権しなければならなかったことはとても残念です」

 セレナの胸が痛み始めたのは土曜日で、第11シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)に勝った3回戦の最中だった。

「本当に痛みが強かった。そして、それが何なのかわからなかったの」とセレナは言った。

 にも関わらず、彼女はその試合のあと、姉ビーナスと組んでダブルスをプレーし、テーピングすることで痛みを抑えられるか試してみたのだという。しかし、セレナがパリでプレーを続けようと考えるに十分だけの効果は何ももたらされなかった。

 セレナの棄権で、フレンチ・オープン優勝歴2回のシャラポワは戦わずして準々決勝に駒を進めた。

 シャラポワのコーチによれば、セレナの棄権を知らされたとき、シャラポワはコートサイドで待っているところだった。

 トーマス・ホグステッド・コーチは、「ショックだったよ」と言った。「我々には準備ができていた。この試合のために長い時間をかけて準備したんだ」。

 セレナはシャラポワに対して過去21対戦のうち19対戦に勝ち、このところ18連勝していたとはいえ、この試合は女子の部でもっとも待ちわびられていた試合だった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は記者会見で棄権について説明をするセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
Serena Williams attends the press conference during the Roland Garros Tournament in Paris, France, On June 4, 2018. (Photo by Mehdi Taamallah/NurPhoto via Getty Images)

This article is a sponsored article by
''.