「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月27日～6月10日／クレーコート）の女子シングルス準決勝で、昨年のUSオープン優勝者で第10シードのスローン・スティーブンス（アメリカ）が同準優勝者で第13シードのマディソン・キーズ（アメリカ）を6-4 6-4で倒し、決勝進出を果たした。試合時間は1時間17分。

　全仏に2年ぶり7回目の出場となるスティーブンスは、過去4度（2012年～15年）のベスト16がこれまでの最高成績だった。昨年は足の手術からの回復途上で欠場しており、前回プレーした2016年は3回戦でツベタナ・ピロンコバ（ブルガリア）に2-6 1-6で敗れていた。グランドスラム決勝は、優勝を飾った昨年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）以来で2度目となる。

　この結果でスティーブンスは、キーズとの対戦成績を3勝0敗とした。初対戦だった2015年のマイアミ（WTAプレミア・マンダトリー／ハードコート）の2回戦は6-4 6-2で、昨年9月の全米決勝では6-3 6-0で、いずれもスティーブンスが勝っていた。

　今大会でのスティーブンスは、1回戦でラッキールーザーのアランチャ・ラス（オランダ）を6-2 6-0で、2回戦で予選勝者のマグダレナ・フレッヒ（ポーランド）を6-2 6-2で、3回戦でカミラ・ジョルジ（イタリア）を4-6 6-1 8-6で、4回戦で第25シードのアネット・コンタベイト（エストニア）を6-2 6-0で、準々決勝では第14シードのダリア・カサキナ（ロシア）を6-3 6-1で破って4強入りを決めていた。

　スティーブンスはグランドスラム2勝目をかけて、第1シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）と対戦する。ハレプは準決勝で、2016年覇者で第3シードのガルビネ・ムグルッサ（スペイン）を6-1 6-4で下しての勝ち上がり。

※写真は準決勝で対戦したスローン・スティーブンス（アメリカ／奥）とマディソン・キーズ（アメリカ／手前）
PARIS, FRANCE - JUNE 07: Sloane Stephens of The United States is congratulated on victory by Madison Keys of The United States following the ladies singles semi-final match during day twelve of the 2018 French Open at Roland Garros on June 7, 2018 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)