上地結衣がデ グロートを下して大会連覇を達成 [フレンチ・オープン・車いすの部]
「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣(エイベックス)が第2シードのディーダ・デ グロート(オランダ)を2-6 6-0 6-2で倒し、大会連覇を果たした。試合時間は1時間23分。
全仏に5年続6回目の出場となる上地は、2014年にシングルスでのグランドスラム初タイトルを獲得。昨年の大会では、単複2冠を達成した。
この結果で上地は、デ グロートとの対戦成績を12勝6敗とした。今シーズンは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝で対戦し、デ グロートが7-6(6) 6-4で勝っていた。
今大会での上地は、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のシャーロット・ファマン(フランス)を6-1 6-2で、準決勝ではアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-3 7-6(8)で破って決勝進出を決めていた。
上地はマジョレーン・バイス(オランダ)とのペアで第1シードのダブルスでも勝ち残っており、昨年に続く単複2冠をかけて第2シードのデ グロート/ファンクォトと対戦する。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会は、男子シングルスでアルフィー・ヒュウェット(イギリス)がグランドスラム初制覇、女子シングルスは上地が3年ぶり2度目の優勝を飾った。ダブルスは、ステファン・ウッデ/ニコラ・パイファー(ともにフランス)とバイス/上地が大会を制した。
※写真は車いすの部の女子シングルスで2連覇を果たした上地結衣(エイベックス)
撮影◎毛受亮介/テニスマガジン
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