元フレンチ・オープン準優勝者のサラ・エラーニ(イタリア)に課せられていた薬物使用にかかわる活動停止処分の期間が、2ヵ月から10ヵ月に増やされることになった。この判決にエラーニは「むかむかさせられた」と言い、果たしてふたたびプレーできるのかに、問いを投げた。

 スポーツ仲裁裁判所は、エラーニとイタリアのアンチ・ドーピング・エージェンシーによる上訴の結果、判決を発表した。イタリアのアンチ・ドーピング・エージェンシーは、最高2年の懲罰を要求していた。

 31歳のエラーニは、2017年2月に自宅で行われた大会外のドーピング・テストで、禁止薬物のレトロゾールに陽性反応を示した。エラーニは検査結果について2017年4月に知らされたが、上訴で勝つことを願いつつ、プレーを続けていた。

 彼女のもともとの2ヵ月の活動停止処分は、2017年8月から10月にすでに果たされていて、この期間は、彼女の新しい活動停止処分の10ヵ月の一部として数えられることになる。

 エラーニは、この判決を7ヵ月待たなければならなかった。

「私は自分の人生をこのスポーツに捧げてきた。このような仕打ちを受けるに値するとは思わない」とエラーニはツイッター上でコメントした。

「このような不当な処置に対し、自分は非力だと感じる。これらすべては完全にナンセンスだ。この出来事のあと、ふたたびテニスをプレーする強さと意欲を見つけることができるかどうかわからない」

 エラーニは一貫して無実を訴えていた。

 スポーツ仲裁裁判所は、レトロゾールはエラーニの母親が服用している薬からきたのだと判断した。2017年2月、エラーニの母が自宅で料理した食事の中にその薬は混入し、家族皆がそれを食したということだ。

 しかし裁判所は、エラーニはより注意深くあるべきであり、母親の過ちは彼女自身の責任になると告げた。

 エラーニは2012年のフレンチ・オープン決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)に敗れ、その翌年には世界ランキング5位にまで至った。また彼女はロベルタ・ビンチ(イタリア)と組んだダブルスで、生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成していた。

 エラーニの今週の世界ランキングは72位。彼女はフレンチ・オープンの1回戦で敗れていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフレンチ・オープンをプレーしたサラ・エラーニ(イタリア)
PARIS, FRANCE - MAY 27: Sara Errani of Italy during Day One of the 2018 French Open at Roland Garros stadium on May 27, 2018 in Paris, France. (Photo by Jean Catuffe/Getty Images)


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