ラファエル・ナダル(スペイン)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)が世界1位の座をキープするには、フレンチ・オープンでの力強いパフォーマンスが必要だった。彼らはまさにその通りのことをやってのけ、1992年のジム・クーリエ(アメリカ)とモニカ・セレス(アメリカ)以来となる、フレンチ・オープンで優勝したATPとWTAの世界ランキング1位のペアとなった。

 ナダルは、ロジャー・フェデラー(スイス)の8670ポイントに対して8770ポイントと、わずか100ポイントの差でぎりぎりフェデラーに先んじている。もしナダルが11度目のフレンチ・オープン優勝を逃していたら、2人のランキングは入れ替わっていたはずだった。

「今日、肝心なのはロラン・ギャロスだけだ」と、ナダルは日曜日の決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)を6-4 6-3 6-2で下したあとに言った。「今日はランキングのことなど考えない」。
 アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は3位だが、約3000ポイント近くも後ろにいる。フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は9年ぶりのフレンチ・オープン準決勝進出のおかげで2つ上がって4位となり、決勝に進んだティームは1段上って7位となった。

 マルコ・チェッキナート(イタリア)は、ATPトップ100の中でもっとも大きく飛躍した選手だ。彼は45位上がって27位となり、来月のウインブルドンでシードがつくまでになった。当初72位だった彼は、ここ19年でもっともランキングの低い準決勝進出者だった。

 この25歳のイタリア人は、フレンチ・オープンの前には一度もグランドスラム大会本戦で勝ったことがなかったが、今回は第8シード、第10シードを倒したのちに、準々決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)を退けていた。

 ハレプ、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)はWTAのトップ3の座を維持したが、フレンチ・オープン準優勝のスローン・スティーブンス(アメリカ)は、10位からキャリア最高の4位へと浮上した。準決勝でスティーブンスに敗れたマディソン・キーズ(アメリカ)は13位だったが、今や世界10位となった。 

 昨年のパリのチャンピオン、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)は、今回1回戦負けしたために、世界5位から12位に転落した。フレンチ・オープンで前年度覇者が1回戦負けを喫したのは、2004年以来のことだ。

 先の10月に初めて世界1位となったハレプは、ロラン・ギャロスで最低でも準決勝に至らなければ、5人の選手に抜かれる可能性があった。しかしハレプは準決勝に進出しただけでなく、決勝で2017年USオープン・チャンピオンのスティーブンスを3-6 6-4 6-1で下し、決勝で3度敗れたあとに、初のグランドスラム・タイトルを手に入れたのである。

「昨年、世界1位となれたという事実によって自信を得ることができ、また少し安堵しもした。何故って、私は何か大きなこと、莫大なことに手を触れたのだから」とハレプは言った。「そしてそのあとには、グランドスラム大会で優勝するということだけを考えていたの」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は男女の世界1位で全仏覇者のラファエル・ナダル(スペイン/右)とシモナ・ハレプ(ルーマニア/左)(Getty Images)

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