フェデラーが3ヵ月ぶりの勝利でグラスコートシーズンをスタート [メルセデス・カップ]

「メルセデス・カップ」(ATP250/ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/賞金総額72万9340ユーロ/グラスコート)のシングルス2回戦で、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が地元選手のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を3-6 6-4 6-2で下し、約3ヵ月ぶりの試合を勝利で飾った。1回戦をBYEで免除されていたフェデラーにとっては、これが初戦だった。

 フェデラーは、手にした10本のブレークポイントのうち4つをものにし、グラスコートシーズンを勝利で始めた。

 これ以前に出場した3月の大会で、彼は2試合連続で敗れていた。フェデラーの大会出場は、タナシ・コキナキス(オーストラリア)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に敗れた、インディアンウェルズとマイアミ以来となる。

「3ヵ月は長い。年末のブレークより長いんだ。だから、いい形で戻ることができてすごくうれしいよ」と2年連続でクレーコートシーズンを丸々スキップしたフェデラーはコメントした。

 ズベレフは、これ以前の5回の対戦で一度もフェデラーに勝ったことがなかったが、この日、世界2位のフェデラーが最終的にプレーレベルを上げて第3セットで2度のブレークを果たす前に、第1セットを先取した。

 昨年のシュツットガルトでフェデラーは、初戦でトミー・ハース(ドイツ)に敗れていたが、最初のステップを乗り越えた今、次の準々決勝でギド・ペラ(アルゼンチン)とプラジュネシュ・グネスワラン(インド)の勝者と対戦する。

 予選を勝ち上がったグネスワランは1回戦で、第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(6) 2-6 6-3で倒す番狂わせを演じていた。

 前年度覇者で第2シードのルカ・プイユ(フランス)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したルドルフ・モレカー(ドイツ)を6-3 6-4 で下して準々決勝に進出した。

 そのほかの試合では、第7シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)とマクミリアン・マルテレル(ドイツ)が、各々の1回戦に勝った。一方、初戦で第5シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を倒す殊勲を果たしていたデニス・イストミン(ウズベキスタン)は2回戦でフロリアン・マイヤー(ドイツ)を6-3 6-4で破り、プイユに対する準々決勝へと駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
STUTTGART, GERMANY - JUNE 13: Roger Federer of Switzerland plays a backhand to Mischa Zverev of Germany during day 3 of the Mercedes Cup at Tennisclub Weissenhof on June 13, 2018 in Stuttgart, Germany. Roger Federer debuts his new Wilson Pro Staff RF 97 Autograph racket at the 2018 Mercedes Cup in Stuttgart. The white and black design of the racket was inspired by the classic tuxedo, or dinner suit, and Federer's timeless and elegant sense of style. (Photo by Alex Grimm/Getty Images For Wilson Sporting Goods)

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