世界3位ムグルッサは「ウインブルドン」タイトル防衛を目指す [ネイチャーバレー・クラシック]

 イギリス・バーミンガムで18日に始まる「ネイチャーバレー・クラシック」(イギリス・バーミンガム/6月18~24日/賞金総額93万6128ドル/グラスコート)。

 グランドスラム大会で2度の優勝経験を持つガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は、ウインブルドン・タイトル防衛の準備を始めるにあたり、自信を欠いてはいない。グラスコートは彼女がいつも好きなサーフェスではないとはいえ、24歳のムグルッサは「ふたたびトロフィーを獲得できると信じている」と言った。

「(グラスコートの)難しさは、体と動きを適応させることね。ほかのサーフェスは、体により心地よいから」とムグルッサは言った。

「(グラスコート上では)ある種の方法で走らなければならない。ボールはあまり弾まず、より重く、コートは速い……でも私の動きとフィジカル的能力、強さは、すべて大きく向上したわ」

 ムグルッサはウインブルドン2週間前のこの月曜日に、バーミンガムで始まるグラスコートの「ネイチャーバレー・クラシック」初戦で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と対戦する。

 ムグルッサはウインブルドンへ向けた準備として、バーミンガムでは、「できる限り多くの試合をプレーできるよう願っているわ」と言った。

「私は以前に決勝で敗れ(2015年)、やってのけられるかどうかわからなかったけど、(2017年に)ウインブルドンで優勝したという事実は、私にとって本当に大きな意味を持つことなの。今年ディフェンディング・チャンピオンとして戻るということは特別なことだわ。でもそれについて考え過ぎてはいない。私はただ自然に取り組むわ。何が起ころうと、さほど大きな問題じゃない」

 ムグルッサは2016年フレンチ・オープンでグランドスラム初優勝を果たしたが、今月初めのロラン・ギャロス(フレンチ・オープン)は準決勝でシモナ・ハレプ(ルーマニア)に敗れた。

 彼女は、昨年のウインブルドン決勝で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に7-5 6-0で勝って優勝した。

 ムグルッサは、ウインブルドンでは一試合一試合に取り組んでいくつもりだという。

「(ウインブルドンでは)7試合と2週間」とムグルッサは言った。「私はまず、そこへ行き、最初の試合、最初のトレーニング、最初の練習のことを考える。そして少しずつ前に進んでいくの」。

 しかし、このアプローチ法でも、やはりグラスコートの難しさ、苦手意識を克服する必要はある。

 ムグルッサは、ラファエル・ナダル(スペイン)、より昔ではクリス・エバート(アメリカ)のように、グラスとは非常に異なるサーフェスで育ったにもかかわらずグラスに適応してウインブルドンのシングルス・タイトルを獲った――ナダル2回、エバート3回――選手たちのように感じていると言った。

「(最初にやってきたときには、グラスが)好きじゃなかったわ、間違いなく」とムグルッサは言った。

「すごく違っている。スペインにはグラスコートなんてないし、だからよりポジティブに取り組めるようになるのに、2、3年はかかった。でも今は楽しんでいるわ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、5月にイタリアで撮影
ROME, ITALY - MAY 13: Garbine Muguruza of Spain talks to the media during day one of the Internazionali BNL d'Italia 2018 tennis at Foro Italico on May 13, 2018 in Rome, Italy. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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