フェデラーが99回目の優勝を目指し、決勝でチョリッチと対戦 [ゲリー・ウェバー・オープン]

 ドイツ・ハレで開催されている「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/6月18~24日/賞金総額211万6915ユーロ/グラスコート)のシングルス準決勝で、前年度覇者で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が予選から勝ち上がったデニス・クドラ(アメリカ)を7-6(1) 7-5で倒し、同大会で12度目の決勝に進出した。

 彼はキャリア99回目の優勝を目指し、21歳のボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦することになった。チョリッチは、第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が試合中に滑って故障して途中棄権を強いられたため、1セットを終えることなく決勝行きを決めた。棄権を決めたとき、バウティスタ アグートは、第1セット3-2とリードしていた。

 フェデラーは12本のサービスエースを決め、直面した7つのブレークポイントのうち6本をセーブして、クドラのハレでの10セット連取にストップをかけた。クドラは第2セット4-3から3つのブレークポイントを握ったが、フェデラーはそこから奮起し、2本のサービスエースでゲームを締めくくった。

「必要な瞬間に常にいいプレーができるとわかっている、といいうのはいいものだよ」とフェデラーはコメントした。

 25歳のクドラは、このグラスコートの大会の準決勝に至る過程で直面した21本のブレークポイントのうち20ポイントをセーブしていた。

 2回戦でブノワ・ペール(フランス)に対して2本のマッチポイントを凌いでいたフェデラーは、ハレでの記録的10タイトル目に向けて突き進んでいる。

 これは彼にとって、ここ2週間で2度目の決勝となる。先の日曜日にシュツットガルトで18度目のグラスコートでのタイトル獲得を果たしたフェデラーは、ジミー・コナーズ(アメリカ)の同サーフェスでの史上最多勝利数「174」まで、あと2勝と迫った。

「(ウィンブルドンに向けての)いいウォームアップだ。前進している」とフェデラーは言った。この試合でときに安易なミスを犯したフェデラーは、自分のプレーについて完全に満足してはいなかった。

「もしかすると、練習が足りないのかもしれない。今は、多くの試合をこなしているところだからね」

 2年連続でクレーコートシーズンをスキップしたあと、新しい活力を得た36歳のフェデラーは、昨年のハレとウインブルドンから今年のシュツットガルトを通して続いているグラスコートでの連勝数を「20」に伸ばした。フェデラーは、これより長い連勝を以前に1度だけやったことがある。彼は2003年から2008年の間に、グラスコートで65連勝という記録を打ち立てている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
HALLE, GERMANY - JUNE 23: Roger Federer of Switzerland plays a forehand in his half final match against Denis Kudla of the United States during day six of the Gerry Weber Open at Gerry Weber Stadium on June 23, 2018 in Halle, Germany. (Photo by Thomas Starke/Getty Images)

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