21歳チョリッチが決勝でフェデラーを下す [ゲリー・ウェバー・オープン]

「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/ドイツ・ハレ/6月18~24日/賞金総額211万6915ユーロ/グラスコート)のシングルス決勝で、21歳のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が前年度覇者で世界1位のロジャー・フェデラー(スイス)を7-6(6) 3-6 6-2で下し、2017年4月のモロッコ・マラケシュ(ATP250)以来となるキャリア2勝目、グラスコートでは初となるタイトルを獲得した。

 フェデラーに握られた4度のブレークポイントのうち、3本をセーブしたチョリッチは、2度目のマッチポイントで試合を決め、フェデラーのグラスコートでの連勝記録を「20」で止めた。

 チョリッチは1回戦で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒し、決勝で第1シードのフェデラーを破って優勝した。

 一方、フェデラーは第1セットのタイブレークで2つのセットポイントを逃した。

「彼には感心したよ」と今年3試合目の敗戦を喫したフェデラーは言った。

「第1セットの終わりの非常に質の高いプレー、そして第3セットもその質を落とすことがなかった。彼はチャンスをつかんだ」

 フェデラーは2年連続でクレーコートシーズンをスキップし、グラスコートシーズンで戻ってきた。そのグラスコート第1戦となった先週のドイツ・シュツットガルトで、18番目のグラスコート・タイトルを獲得し、今週はそれにもう一つ加えて、さらにキャリア99回目の優勝を目指していた。

 この試合はフェデラーにとってハレで12度目の決勝で、勝っていれば10度目のタイトルとなるはずだった。また、フェデラーはジミー・コナーズ(アメリカ)が持つグラスコートでの勝利数、174勝まで、あと2試合だった。

 フェデラーの敗戦によって月曜日に発表される最新ランキングでは、ラファエル・ナダル(スペイン)がトップに返り咲くことになる。

 また、チョリッチは自己最高の21位となる見込みだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はボルナ・チョリッチ(クロアチア)
HALLE, GERMANY - JUNE 24: Borna Coric of Croatia celebrates after winning the final match against Roger Federer of Switzerland during day seven of the Gerry Weber Open at Gerry Weber Stadium on June 24, 2018 in Halle, Germany. (Photo by Thomas Starke/Getty Images)

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