トップ交代、ナダルが戦わずしてフェデラーから1位の座を取り戻す

 ラファエル・ナダル(スペイン)が、わずか1週間のうちにロジャー・フェデラー(スイス)から世界の頂点の座を取り戻し、ATPランキング世界1位に返り咲いた。

 月曜日に発表された新順位は、今年起きた世界1位交代としては6回目のものだ。これは1位交代が8回起きた1999年以降ではもっとも多い回数だ。最多記録は10回で1983年に起きていた。

 それでもフェデラーはウインブルドンで第1シードとなることが予想されている。彼はウインブルドンで8度優勝を遂げている。ウインブルドンのシードは水曜日に発表される予定で、大会は来週7月2日から始まる。

 ランキングでナダルは、フェデラーを50ポイントだけ凌いでおり、少なくともあと3週間は1位の座をキープすることができる。

 一方、元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、先週のクイーンズクラブ(フィーバーツリー選手権/ATP500)で決勝に至ったことにより、ランキングを5つ上げて17位となった。

 また、21歳のボルナ・チョリッチは、ドイツ・ハレ(ゲリー・ウェバー・オープン/ATP500)の決勝でフェデラーを破って優勝したことにより、ランキングを13段上げて、キャリア最高の21位に浮上した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラファエル・ナダル(スペイン)
MALLORCA, SPAIN - JUNE 22: Rafael Nadal of Spain hits a shot in training as his coach Carlos Moya looks on during day five of the Mallorca Open at Country Club Santa Ponsa on June 22, 2018 in Mallorca, Spain. (Photo by Quality Sport Images/Getty Images)

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