スビトリーナが敗れた最新のシード選手に [ウインブルドン]

 イギリス・ロンドンで開幕した「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の女子シングルス1回戦。

 第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、世界ランク57位のタチアナ・マリア(ドイツ)に6-7(3) 6-4 1-6で敗れ、ウインブルドンから姿を消した最新のシード選手になった。

 マリアは、スビトリーナの44本のアンフォーストエラーにつけ込み、キャリア4度目となるウインブルドン2回戦進出に成功した。

 1年前にベスト16に悔い込み、ウインブルドンでの最高成績を挙げたスビトリーナは、今季ここまで、50位以下の選手に一度も負けていなかった。

 マリアは2回戦でクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と対戦する。

 元ウインブルドン準優勝者のアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)は、6つのマッチポイントを凌いだ末に、エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)に6-3 4-6 7-5と競り勝ち、2回戦に駒を進めた。

 ルースは第3セットで5-4とリードしていたが、ラドバンスカのサービスをブレークするチャンスを何度も手にしながら、それをものにすることができなかった。2012年準優勝者のラドバンスカは、何とか危機を凌いでそのサービスゲームをキープ。5-5から次のルースのサービスをブレークすると、続く自分のサービスをきっちりキープして2時間40分の戦いに終止符を打った。

 第16シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)は1回戦の第1セットで転び、ほどなくして大会を去ることになった。

 グランドスラム大会で2度ベスト4に進出し、ウインブルドンでも2度準々決勝に至っているバンダウェウイは、42位のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)に7-6(3) 3-6 6-8で敗れた。

 タイブレークで、短いボールを追って前方に走ったバンダウェイは、滑ってバランスを崩した。彼女は足からネットに突っ込んで転び、助けられるまで少しの間倒れていたが、結局、最後までプレーを続けた。

 第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、アランチャ・ラス(オランダ)に対する試合で7-5 6-3の勝利をおさめ、2回戦に進むために6つのマッチポイントを必要とした。

 セレナは第2セットでブレークを果たして5-3とリードし、次の自分のサービスゲームで40-15と王手をかけたが、ラスは最初の2つのマッチポイントを凌ぎ、デュースにしてから、さらに3つのマッチポイントをセーブした。しかし、ラスは最終的にショットをネットに引っかけ、セレナに勝利の“ウインブルドン帰還”を献上した。

 ウインブルドンで7度優勝しているセレナは、妊娠のため昨年の大会を欠場していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)
LONDON, ENGLAND - JULY 02: Elina Svitolina of Ukraine returns against Tatjana Maria of Germany during their Ladies' Singles first round match on day one of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 2, 2018 in London, England. (Photo by Michael Steele/Getty Images)

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