第3セットを奪った錦織が2回戦突破に王手 [ウインブルドン]

「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第24シードの錦織圭(日清食品)がラッキールーザーのバーナード・トミック(オーストラリア)と対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットをタイブレークで錦織が奪い、2-6 6-3 7-6(7)で第4セットに突入した。

 両者の過去の対戦成績は2勝2敗で、錦織が2勝したあとはトミックの2連勝中となっている。グラスコートでは2012年7月にウインブルドンで開催されたロンドン五輪の1回戦で対戦しており、錦織が7-6(4) 7-6(4)で勝っていた。トミックは、2011年にウインブルドンで8強入りした実績を持っている。

 ウインブルドンに9年連続10回目の出場となる錦織は、過去2度のベスト16(2014年、16年)がこれまでの最高成績。昨年は3回戦で、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に4-6 6-7(3) 6-3 3-6で敗れている。

 今大会での錦織は、1回戦で予選勝者のクリスチャン・ハリソン(アメリカ)を6-2 4-6 7-6(3) 6-2で破って勝ち上がっていた。

  この試合の勝者は3回戦で、第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは2回戦で、ロビン・ハッサ(オランダ)を6-3 6-4 7-5で下しての勝ち上がり。

 昨シーズンを5位でスタートした錦織は、8月のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)で大会前の練習中に右手首を負傷して戦線を離脱。1月のニューポートビーチ(ATPチャレンジャー/15万ドル/ハードコート)で公式戦復帰を果たし、翌週のダラス(ATPチャレンジャー/12.5万ドル/室内ハードコート)で今季初タイトルを獲得した。今大会は、復帰後のグランドスラム2戦目となる。

※写真は錦織圭(日清食品)
LONDON, ENGLAND - JULY 05: Kei Nishikori of Japan reacts against Bernard Tomic of Australia during their Men's Singles second round match on day four of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 5, 2018 in London, England. (Photo by Matthew Lewis/Getty Images)

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