イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の男子シングルス2回戦。

 ロジャー・フェデラー(スイス)が水曜日、ウインブルドンで自分のサービスから連続で35ポイントを取る間、『PE“RF”ECT(パーフェクト=完璧)』と白い文字で書かれた赤いTシャツを着たセンターコートの観客たちは、彼に声援を送り続けた。

 彼はときどき、そのTシャツの文字にかなり近いところまでくる。フェデラーは、ほとんど非の打ち所がないサービスを使って世界ランク73位のルーカス・ラッコ(スロバキア)を6-4 6-4 6-1で下し、ウインブルドン9度目のタイトルを目指して3回戦に駒を進めた。

 36歳のフェデラーは、48本のウィナーを決め、アンフォーストエラーは11本に抑えた。彼はファーストサーブからのポイント43本のうち40ポイントを取り、一度もブレークポイントに直面することなく、16本のサービスエースを記録した。

「ときどき相性の問題で、僕のサービスがある選手に対してよりよく機能することがある。それは疑いのないことだ」とフェデラーはコメントした。

 これは、かなりの控えめな表現だろう。

 第1セット4-3の40-30から、フェデラーは時速190キロのサービスエースを打ってキープし、第1セットの最後の5ポイントと第2セットの20ポイントすべて、それから第3セットの最初の10ポイントを合わせたサービスからのポイントの連取を始めた。

 その頃までには、彼の勢いがあまりに圧倒的なので、あるテレビの解説者が冗談ぽく、「さあ、ダブルフォールトしろ!」と叫んだほどだったのである。
 
 フェデラーはこの要求には従わなかったが、その少しあと、彼が第3セット4-1の30-0からポイントを落とした。ラッコがついに、バックハンドのパッシングショットをダウン・ザ・ラインに決めたのだ。

「いいサービスを打ちたいときに大事なのは、ポイントごとに集中するメンタリティだ。たとえば、『最初のポイントは、ブレークポイントと同じくらい重要なものだ』と自分に言い聞かせ、同じ集中力を保つようにしてね」とフェデラーは説明した。

「試合全体を通してやったことを思い出し、何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを覚えているようにするんだ」

 この日、うまくいかなかったことはほとんどなかった。彼はここまで戦ったふたりの対戦相手に、6セットを通して17ゲームしか与えていない。

 何年にもわたり、30代半ばを過ぎた今でさえ、フェデラーにとってウインブルドンでうまくいかないことはわずかだった。

 水曜日の結果で、フェデラーのウインブルドンにおける獲得セット数は26に伸び、2003年から2004年の2番目にいい連取数とタイに並んだ。彼のベストは、2005年から2006年の34セット連取となっている。

 1年前、フェデラーはウインブルドンで1セットも落とさずに優勝した、1976年のビヨン・ボルグ(スウェーデン)以来の選手となった。

 グラスコート上でこうも成功を収めている理由は何か、と尋ねられたフェデラーは、「わからない。分からないよ」と始めた。それから、分からない人にしてはかなり数の、リストを与えてくれた。

「たぶん、僕のスライスが助けとなっているんじゃないかな。グラスでのフットワークが、ほかの選手たちより、僕にとってより簡単だからなのかもしれない。それから、僕はサービスにそこそこスピードがあるから、そしてスライスサーブも、キックサーブも打てるからなのかもしれない。もしかするとグラスコートは、他のサーフェスよりもほんの少し余計に、僕がフリーポイントを得ることを助けてくれているのかもしれないね」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はスタンドでロジャー・フェデラー(スイス)を応援する観客たち
LONDON, ENGLAND - JULY 04: Fans of Roger Federer of Switzerland hold up signs in the stands at Centre Court during his Men's Singles second round match against Lukas Lacko of Slovakia on day three of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 4, 2018 in London, England. (Photo by Clive Mason/Getty Images)

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