イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の女子シングルス2回戦。

 ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は2年連続のウインブルドン優勝杯獲得にトライすることについて、考えていないと言い張っていた。タイトル防衛に集中してはいないと、彼女は頑固に主張したのだ。

「どうでもいいことだわ」と彼女は言った。「2017年に起きたことは」。

 むしろ2018年に起きたことを、彼女は本当に忘れたいと思っているのだ、と言って間違いはないように見える。彼女は木曜日の女子シングルス2回戦で、世界ランク47位のアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)に驚かされ、7-5 2-6 1-6で敗れた。これは、このグラスコートのグランドスラム大会で起きている一連の番狂わせの、最新のものだった。

「少し悲しいけど…でも今日、ことは私に有利な方向には進まなかった」とムグルッサは言った。

 それは、この混乱したウインブルドンにおける卓越した女性たちのための、よく聞くリフレインになっていた。

 大会4日目終了後、トップ8の女子プレーヤーの中でまだ勝ち残っている選手は、わずかふたりしかいない。バン ウィトバンクは過去の戦績1勝4敗でウインブルドンを迎え、グランドスラム大会で準々決勝に至ったことは1度しかなかった。反対にムグルッサは、2016年フレンチ・オープンを含め、すでに2度グランドスラム大会で優勝しており、2015年にもウインブルドンで準優勝していた。

 しかしこの日、そのような過去の記録は、大した重要性を持たなかった。

 バン ウィトバンクはベースラインからアグレッシブにプレーし、ウィナー数で29対18とムグルッサを凌いで、相手の13のサービスゲームのうち7度ブレークを果たした。それでも、彼女のキャリアでもっとも重大な勝利を締めくくるのは、容易なことではなかったようだ。

「内心、私は死にそうだったわ」と24歳のバン ウィトバンクは振り返った。

 第3シードのムグルッサは、すでに敗退した第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、第4シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)、第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第6シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)、そして元チャンピオンのマリア・シャラポワ(ロシア)に合流した。

 彼女たちが敗れてしまったせいで、フレンチ・オープン優勝者でこの木曜日にストレートで勝った第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)だけが、生き残ったトップ8となった。ふたりは7度ウインブルドンで優勝した経験を持つ第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、優勝歴5回で第9シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)らとともに3回戦に勝ち進んだ

「当たり日には、誰もが誰をも倒すことができるものよ」とバン ウィトバンクは言った。

「私はそう思っているわ。それでも、トッププレーヤーの平均レベルはトップの少し下の集団よりも高いと思う。でも、よい日には、誰もが誰をも倒すことができるのよ、間違いなく」

 確かに、特に今週は、実際にそんなふうであるようなのだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はガルビネ・ムグルッサ(スペイン)
LONDON, ENGLAND - JULY 05: Garbine Muguruza of Spain returns a shot against Alison Van Uytvanck of Belgium during their Ladies' Singles second round match on day four of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 5, 2018 in London, England. (Photo by Clive Mason/Getty Images)

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