イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は1セットダウンから挽回勝ちし、ベスト4に駒を進めた。

 ランキングやシードが何であろうと、彼女はナンバーワンのようにプレーすることができるかのように見えている。

 セレナは、世界ランク52位のカミラ・ジョルジ(イタリア)を3-6 6-3 6-4で倒すことにより、オールイングランドクラブでの8番目のタイトルと、24回目のグランドスラム優勝ーーしかしそれは、出産のため1年ツアーから離れて以来、初のものーーに、また一歩近づいた。

「まだ復帰してから4大会目だから、プレッシャーは感じなかったわ。これに勝たなければならない、とは感じていなかった。負けてもいいとも思っていなかったけど」とセレナはコメントした。

「私はただここにいること自体のため、私が戻ってきことを証明するためにここにいる。そして、私は自分が戻ってきたと感じている。でも、私が元いた場所にいくには、まだまだ長い道のりが待っているわ」

 セレナは、2015年と2016年の優勝を含めた過去の実績を考慮され、今回のウインブルドンで第25シードを与えれられた。彼女は妊娠のため昨年のウインブルドンを欠場し、最後に出場したグランドスラム大会から、復帰した先月のフレンチ・オープンまで16ヵ月の間を空けたために、ランキングが180位以下に落下していた。

 しかし、そのような状況もいまや変わるだろう。

 36歳のセレナの次の試合は、第13シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)だ。ゲルゲスは3-6 7-5 6-1で第20シードのキキ・バーテンズ(オランダ)を破ってベスト4入りした。

 これは、今週より前には一度もグランドスラム大会の準々決勝に至ったことのなかったゲルゲスにとって、まったく新しい経験となる。特にウインブルドンでは、彼女は過去5年、常に1回戦負けを喫してきたのだ。

 セレナはゲルゲスに対して3勝0敗の対戦成績を誇り、常にストレートで勝ってきた。

「すべての試合はゼロからスタートするのよ」とゲルゲスは言った。

「皆が、試合に勝つための同じチャンスを擁している。私は対戦を楽しみにしているわ」

 もっとも最近の出場試合だった先月のフレンチ・オープン3回戦のあと、セレナは胸筋の故障のため棄権を余儀なくされた。彼女は痛みが強すぎてサービスを打つことができないと説明していた。

 サービスを打たずに数週間を過ごしたあと、彼女はウインブルドンでサービスの能力を取り戻した。ジョルジに対して一度、時速196kmのサービスを打っており、奪った7本のサービスエースのうち6本を第3セットで記録した。またサービスからの54ポイントのうち44ポイントを勝ち取っている。

 このウインブルドンが始まって以来、セレナがセットを落としたのは初めてのことだった。彼女はジョルジと対戦するまで常にストレート勝ちしていたのだ。ジョルジにとって、これはグランドスラム大会で初の準々決勝だった。

「第1セットのあと、私は『いいわ、3セットに行きましょう』と思った。それが私が考えていたことだった。…『私はただ戦い続けるのよ』…と」セレナは言った。

 木曜日のもうひとつの準決勝は、2016年全豪と全米で優勝している第11シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と2017年全仏優勝者で第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)の顔合わせとなった。

 ケルバーは第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-3 7-5で下すのに7つのマッチポイントを必要とした。一方のオスタペンコは、2014年オーストラリアン・オープン準優勝のドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を7-5 6-4で下した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)(写真◎小山真司)

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