ウインブルドン・チャンピオンとなったノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアンジェリック・ケルバー(ドイツ)から準優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)まで、今年の「ウインブルドン」(7月2〜15日/イギリス・ロンドン/グラスコート)は様々な種類の〈カムバックの大会〉だった。

 ジョコビッチがケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-2 6-2 7-6(3)で下し、オールイングランド・クラブで4度目の優勝を遂げると同時に、2年ぶりのグランドスラム・タイトルを獲ったとき――それは右肘の故障から復帰した彼が『旅』『プロセス』と呼んでいたもののクライマックスだった。

 ケルバーは決勝でセレナに6-3 6-3で勝ち、初のウインブルドン優勝を遂げた。それは、2つのグランドスラム大会で1回戦負けを喫し、世界1位の座から転げ落ちた厳しい2017年からの方向転換となる勝利だった。

「我々はまだベストのアンジーを見ていない、と僕は信じている」と彼女のコーチであるウィム・フィセットは言った。

 セレナは、彼女の8番目のウインブルドン・シングルス・タイトルとなっていたはずのものを勝ち獲ることはできなかったものの、難産と血栓が関わる体の問題後、わずか10ヵ月半で決勝に進出したことは、ケルバーの言葉を借りれば、「あなたを見ている皆、私たち皆にとって、すばらしいインスピレーションとなるもの」だった。

 敗れたことで、セレナのグランドスラム・タイトル数は「23」に留まった。これは、テニスがプロ化したここ半世紀で最多の数であり、マーガレット・コート(オーストラリア)が持つすべての時代を通しての最多記録に、あと1つ足りないだけだ。

 セレナ8月27日に始まるUSオープンで、この記録に挑戦することができるだろう。

「1ヵ月前には、自分がどこにいるのか、どこまでいけるのか、どうやればいいのか、どうすればカムバックできるのかがわからなかった。道の先に明かりを見るための本当に長い道のりだったのよ」とセレナは言った。

「でもこの2週間は、『大丈夫、私は戦える』ということを、私に示して見せてくれたと思う。明らかに私はグランドスラム大会の長い期間を通し、戦うことができる」(C)(テニスマガジン

※写真はアンジェリック・ケルバー(ドイツ)とコーチのウィム・フィセット
LONDON, ENGLAND - JULY 14: (L-R) Angelique Kerber of Germany and coach Wim Fissette pose after her victory over Serena Williams of The United States after the Ladies' Singles final on day twelve of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 14, 2018 in London, England. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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