アメリカ・ワシントンDCで開催されている「シティ・オープン」(ATP500/7月30日~8月5日/賞金総額214万6815ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦。

 最後のリターンによるウィナーを筆頭に、かつての調子に戻りつつある兆しを見せながら、アンディ・マレー(イギリス)は第4シードのカイル・エドマンド(イギリス)を7-6(4) 1-6 6-4で倒して3回戦へと駒を進めた。これはマレーにとって腰の手術から戻って以来、3度目の勝利となる。

 グランドスラム大会を3度制した元世界1位のマレーは、右腰の故障のため、11ヵ月の間、戦線を離れていた。彼は2017年後半を丸々棒に振り、今年1月に手術を受けてから、6月に短い期間ツアーに戻った。6月に彼がプレーした3試合の中には、グラスコートでのエドマンドに対する敗戦も含まれていた。エドマンドはオーストラリアン・オープンで準決勝に進出し、マレーにとって代わってもっともランキングが高いイギリス人となっていた。

 もちろん、マレーが向上させていかなければいけないことは、まだまだある。彼は現在832位で、ここ12ヵ月で5試合しかプレーしておらず、ここワシントンDCでの各勝利に3セットを必要としていた。

 エドマンド戦でのマレーは、ぐらついた第2セットを経て第3セットに突入すると、よくやるように、ミスのあとに自分に向かって叫びつつも、気持ちを切り替えて態勢を立て直した。

 試合終盤にはエドマンドのサービスをより予測できるようになり、マレーは4-3から2つのブレークポイントを得たほか、また、エドマンドのオーバーヘッドのアウトを引き出した守備的ロブのおかげで、5-4からもブレークポイントを手に入れた。それがマッチポイントをもたらし、マレーは相手の時速134kmのセカンドサービスに対してクロスのウィナーをたたき込み、勝利の雄叫びをあげた。

 一方、フランシス・ティアフォー(アメリカ)は10本のサービスエースの助けを借りて120位のフーベルト・ホルカシュ(ポーランド)を6-2 6-4で倒し、この故郷の大会で初となる勝利を上げた。第13シードのティアフォーは、1回戦をBYEで免除されていた。

 会場にほど近いハイアッツビルで育った20歳のティアフォーは、自分のパフォーマンスを「よい出来で、迅速、効果的」と呼んだ。

 彼は、両親や兄弟、叔父や叔母を含めた地元の観客の前でわずか75分のうちに勝利をおさめたあと、試合後の記者会見に『Rep your city(自分の市を代表し』と書かれた赤いTシャツを着て現れた。

 ティアフォーは、8月27日に始まるUSオープンのための調整に最適のこのハードコートの大会で、やはりシングルスに勝ったデニス・クドラ(アメリカ)と組んで男子ダブルスをプレーすることになっていた。アーリントンに住むやはり地元選手であるクドラは、第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-2 6-3で倒した。

 この日に敗退したもうひとりのシード選手は、第14シードのジェレミー・シャルディ(フランス)だった。シャルディはマリウス・コピル(ルーマニア)に4-6 4-6で敗れた。

 第15シードのミーシャ・ズベレフ(ドイツ)はティム・スマイチェク(アメリカ)を6-2 7-6(7)で倒し、3回戦に駒を進めた。ズベレフの次の相手は、弟のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)だ。昨夜1セットを終えたところで雨のため順延となっていた試合で、第1シードのズベレフ弟は、結局、マレク・ジャジリ(チュニジア)を6-2 6-1で簡単に下した。

 第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)は左腰の故障のため、棄権を決めた。彼は先週のアタランタの大会で、急激な動きをしたあとに腰を痛めてしまったのだという。キリオスは来週のトロントでのマスターズやUSオープンのような、より大きな大会の前にケガを悪化させるリスクをおかしたくないと説明した。

 そのほかの試合では、第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)、第7シードの錦織圭(日清食品)、第8シードのチョン・ヒョン(韓国)、第9シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第10シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)らが3回戦に勝ち進んでいる。

 錦織は次の対戦相手はシャポバロフだ。錦織は予選勝者のドナルド・ヤング(アメリカ)を6-3 6-4で、シャポバロフはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のダニール・メドベデフ(ロシア)を3-6 6-1 6-4で倒して、それぞれ3回戦に勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス)
WASHINGTON, DC - AUGUST 01: Andy Murray of Great Britain celebrates a win over Kyle Edmund of the Great Britain during Day Five of the Citi Open at the Rock Creek Tennis Center on August 1, 2018 in Washington, DC. (Photo by Mitchell Layton/Getty Images)

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