アメリカ・ワシントンDCで開催されている「シティ・オープン」(ATP500/7月30日~8月5日/賞金総額214万6815ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ディフェンディング・チャンピオンのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第7シードの錦織圭(日清食品)を3-6 6-1 6-4で下し、今年も準決勝に戻ってきた。

 この日、準々決勝を終えることができたのは、ほかにふたりの男子プレーヤーと女子プレーヤー1人だけだった。グランドスラムを3度制した実績を持つアンディ・マレー(イギリス)が棄権したこの日、雨天により他の試合は翌日に順延となった。

 3回戦で兄のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を倒して勝ち上がった第1シードのズベレフは、1年前にも優勝への過程で2015年優勝者の錦織を倒していた。

 この結果で21歳のズベレフは、4度目の出場となるワシントンDCでの戦績を14勝2敗に向上させた。

 土曜日の準決勝で、彼は19歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。第10シードのチチパスは、第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 6-4で倒した。チチパスは、先月のウインブルドンでグランドスラム自己最高の4回戦進出を果たしたばかりだった。

 ドローの下半分では、元世界ナンバーワンのマレーが3試合連続でフルセットを戦い、最後の試合を午前0時に開始しなければならなかったスケジュールに不平を述べたあと、準々決勝の試合を棄権した。

 19歳のアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する数時間前に棄権を発表したマレーは、極度の疲労をその理由に挙げた。デミノーはこれにより、不戦勝で準決勝に駒を進めた。

 また、第16シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とノーシードのデニス・クドラ(アメリカ)の試合は雨のために開始することもできず、土曜日に延期された。

 今週の前半に雨の影響を多く受けたことで、男子選手の何人かが1日2試合をプレーしなければならなくなった。

 雨で試合のスタートが2時間半も遅れたため、マレーがマリウス・コピル(ルーマニア)を倒した木曜日の3回戦は日をまたいだ午前3時過ぎに終わった。試合後にマレーは、少人数の記者たちに「大会から棄権する可能性もある」と打ち明けていた。

 彼はまた金曜日に、翌週にトロントで開催されるマスターズへの出場も取り消すと発表していた。マレーは右腰の故障と手術で11ヵ月の休止期間を余儀なくされたあと、6月にツアー復帰を果たしていた。

「ここ4日間であまりにプレーし過ぎたから、疲労困憊してしまったよ。何しろ僕は、ハードコートで18ヵ月もプレーしていなかったんだ」とマレーは言った。彼がワシントンDCでプレーした3試合はすべてフルセットにもつれ込んでおり、その各々が2時間半以上を要していた。

「長期にわたる故障から復帰したばかりのところだから、僕は注意深くなる必要があり、自分の体の声に耳を傾けないといけないんだ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
WASHINGTON, DC - AUGUST 03: Alexander Zverev of Germany returns a backhand shot to Kei Nishikori of Japan during Day Seven of the Citi Open at the Rock Creek Tennis Center on August 3, 2018 in Washington, DC. (Photo by Mitchell Layton/Getty Images)

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