カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/8月6~12日/賞金総額282万ドル/ハードコート) の女子シングルス1回戦で、世界ランク22位のマリア・シャラポワ(ロシア)が予選勝者のセシル・カラタンチェバ(ブルガリア)を6-1 6-2で下し、2回戦に駒を進めた。

 月曜日の夜、雨による3時間の遅れに続き、土砂降りと雷のため大会主催者は試合の順延を余儀なくされた。シャラポワが第1セット4-1とリードしたところで中断されていた試合は、火曜日の午後に太陽の下で再開された。

 2014年以来のロジャーズ・カップ帰還を果たした31歳のシャラポワは、月曜日に中断されたときのいいリズムをすぐに継続させた。彼女は、再開するや6ゲームを連取し、わずか36分で第2セットを取った。

 シャラポワは3本のサービスエースを決め、ダブルフォールトは2本にとどめたが、反対にカラタンチェワは11本のダブルフォールトをおかした。

「今日休みを得るため、昨夜のうちに試合を終えたかったけど、ことはそう都合よくはいかないものよ」とシャラポワは言った。「適応しなければならないわ。私は今日、いい形できっちり仕事を終えることができたと思う」。

 シャラポワは、1年あまりのブランクを経てWTAツアー本戦でプレーした229位のカラタンチェバとの対戦成績を5勝0敗とした。彼女は、2回戦で世界ランク12位のダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。

 ユージェニー・ブシャール(カナダ)は第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に2-6 4-6で敗れ、またも初戦で敗退した。129位にまでランキングを落としたブシャールは、母国のファンの前で1時間34分しか持ちこたえられずに屈し、ロジャーズ・カップでの総合成績を4勝11敗に後退させた。

 昨年のロジャーズ・カップでも1回戦負けしていたブシャールは、「今日は、まったくいいスタートを切ることができなかった。トップ20の選手に対しては、出力を最大にし、すべてをうまくやってのけなければいけない。今日は多くのことが私にとっていい方向に進まなかった。バックハンドの調子が悪く、ファーストサービスからのポイントで多くのミスをおかしてしまった。それにつま先に痛みもあった」と試合を振り返った。

「結局のところ、自分が納得のいくプレーができなかったから、私はこの試合に勝つに値しなかった」

 ケベック出身で24歳のブシャールは、お粗末なスタートを切った。彼女は3度サービスをブレークされ、第1セットの最初の5ゲームを連続で落とした。

 とはいえ、ブシャールは結局第1セットを2-6で落とす前に2ゲームを連取して、復調するかに見えていた。彼女は第2セットを、最初の3ゲームを連取するという形で始めていた。

 第2セットで3-0とリードした時点で、ブシャールはメディカル・タイムアウトをとり、もう数ヵ月もわずらわされていたという、つま先のマメの治療を受けた。

 そして、試合が再開されたあとはメルテンスが続く5ゲームを連取し、勝利に向けて突き進んだ。ロジャーズ・カップに初出場した15位のメルテンスは、2回戦で32位のジャン・シューアイ(中国)と対戦する。

 ブシャールは、2017年5月のマドリッド・オープンでアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を倒して以来、トップ20の選手に勝っていない。

 一方、やはり火曜日のより早い時間帯に、第11シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がジョハナ・コンタ(イギリス)に7-6(6) 1-6 2-6で敗れた。

 オスタペンコは、自らのサービスに苦しんで10本のダブルフォールトをおかし、3年連続となるロジャーズ・カップ初戦敗退に甘んじた。コンタは8本のサービスエースを決め、ダブルフォールトは3本にとどめた。

「第1セットではアップダウンが多かったけど、その後は安定したプレーができたと思うわ」と元世界4位のコンタは振り返った。

「私はできるだけ試合に集中し、可能な限りタフであるように努力した。彼女は非常にパワフルなテニス、多くのパワフルなショットの持ち主で、ときどき、ただ見ているだけにされてしまう。自分にチャンスがくるまで我慢してよいプレーを続けていたから、こちらに流れを引き寄せることができたと思う。だからこそ私は第2、3セットを通して押し続けることができたのよ」

 そのほかの試合では、キキ・バーテンズ(オランダ)がキャロル・ジャオ(カナダ)を6-1 6-2で倒し、世界8位のペトラ・クビトバ(チェコ)はアネット・コンタベイト(エストニア)を6-3 6-4で退けた。

 アリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)は予選勝者のソフィヤ・ジュック(ロシア)を6-1 6-2で破り、ソラナ・シルステア(ルーマニア)は同国対決でモニカ・ニクレスク(ルーマニア)を3-6 6-4 6-4で倒した。

 第10シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)は1セットダウンから挽回し、予選勝者のルーシー・サファロバ(チェコ)に2-6 6-4 6-3で競り勝った。

 ナイト・セッションでは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を1時間もかけずに6-0 6-1で圧倒した。一方、世界6位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)はマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)に4-6 6-1 6-3で逆転勝ちし、番狂わせを何とか回避した。

 この日の最後の試合では、ワイルドカードで出場した地元モントリオール出身のフランソワーズ・アバンダ(カナダ)が予選勝者で47位のキルステン・フリプケンス(ベルギー)を6-3 6-2で下し、生き残っている最後のカナダ人となった。

 世界191位で21歳のアバンダは、水曜日の2回戦で第3シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦する。

 第8シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は、腕の故障のため棄権した。ムグルッサがまだ初戦を戦っていなかったため、本戦の彼女の場所にはラッキールーザーのモニカ・プイグ(プエルトリコ)が代わりに入ることになった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマリア・シャラポワ(ロシア)
MONTREAL, QC - AUGUST 08: Maria Sharapova of Russia hits a return against Daria Kasatkina of Russia during day three of the Rogers Cup at IGA Stadium on August 8, 2018 in Montreal, Quebec, Canada. (Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

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