ハレプの試合はファイナルセット途中で雨のため順延、ムグルッサ敗退、ウォズニアッキ途中棄権 [ウェスタン&サザン・オープン]

 アメリカ・オハイオ州シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/8月13~19日/賞金総額287万4299ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦。

 水曜日の夜、世界1位のシモナ・ハレプは予選勝者のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に対して4-6 6-3 4-3 でリードしていたが、そこで雨が強くなったため試合は翌日に順延となった。木曜日の午後一番に試合の続きを行い、勝者は、同日夜に3回戦をプレーすることになる。

 先週、スローン・スティーブンス(アメリカ)を退け、2度目のロジャーズ・カップ・タイトルを獲得したばかりのハレプは、水曜日の夜、背中にちょっとした問題を抱えていた。彼女は第2セットに時速167kmのサービスを打ったあとに背中をつかみ、第3セットの最初の3ゲームを落としたあと、治療を受けるためメディカル・タイムアウトをとった。

 ハレプは治療から戻ると、世界58位のトムヤノビッチに対して4ゲームを連続で取ったが、それから嵐が訪れて試合の続きは翌日に持ち越されることになった。

 第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)はキキ・バーテンズ(オランダ)に対して第1セットを4-6で落としたあと、左膝の故障を理由に棄権した。先週のモントリオールでも初戦で敗退していたウォズニアッキにとって、これは2大会連続となる。

 一方、USオープンのディフェンディング・チャンピオンで、今大会第3シードのスティーブンスは親指の故障を克服し、予選勝者のタチアナ・マリア(ドイツ)を6-3 6-2で退けた。

 第2セットの第3ゲームと第4ゲームの間に、トレーナーがスティーブンスの右の親指にテーピングを施した。1回戦をBYEで免除されていたスティーブンスにとって、これはハレプに敗れた日曜日のモントリオール決勝以来の試合だった。スティーブンスは昨年、USオープンで優勝する前に、ここシンシナティでは準決勝に至っている。それは彼女にとって、今大会での最良の成績だった。

 前年度覇者で第7シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は第3セットで突如崩れ、勝負に響くダブルフォールトをおかしたあと、レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)に6-2 4-6 4-6で屈した。

 ムグルッサは第3セットで4-2とリードしていたが、そこからダブルフォールトをおかしてゲームを落とすことに。最後のサービスをミスしたあと、彼女の表情は、信じられない、とでも言いたげだった。ツレンコは、その揺らぎにつけ込んで巻き返し、4ゲームを連取して試合を終わらせた。

 ムグルッサはウインブルドンで2回戦負けを喫し、右腕の痛みを理由にサンノゼとモントリオールを棄権していた。彼女は、問題は腕の痛みではなく、故障のためここ数週間、満足に練習できていなかったことだったと言った。

「痛みを感じなかったことをうれしく思うわ」とムグルッサは言った。「これをポジティブなこととして受け取り、USオープンに向けてトレーニングを続けるつもりよ」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)とコーチのダレン・ケーヒル
MASON, OH - AUGUST 15: Simona Halep of Romania confers with her coach Darren Cahill between sets while playing Ajla Tomjanovic of Australia during the Western & Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 15, 2018 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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