デビスカップは、やや名声を失った大会をふたたび活性化したいという願いのもと、根本的な化粧直しをすることになる。来年から、男子テニスのトップチームの大会は、シーズン末に、中庸的な地において18チームによるトーナメントという形式で勝敗を決することになるのだ。

 国際テニス連盟(ITF)は、スケジュール過密を理由に頻繁に国のために戦うことをスキップしてきたエリート・プレーヤーらにとって、これはより魅力的なフォーマットであると信じている。新しい方式では、チームは11月の決勝トーナメントへ歩を進めるために、2月に1週間プレーする。現在のデビスカップの方式は、年を通して4つの週末にわたってプレーするというものだ。ITFによれば、選手たちは、グランドスラム大会と張り合う賞金のためにプレーすることになる。

 25年にわたる30憶ドルの協定が、アメリカ・フロリダ州オーランドでの協会会議で可決された。代表者の3分の2がリフォームに投票する必要があったが、71%がそうしたのだ。

 2019年から、24ヵ国が2月にホームかアウェーでの予選ラウンドを戦い、12ヵ国の勝者が決勝トーナメントに進出する。そしてそこに、前年度の準決勝進出者4ヵ国が、ワイルドカード2国とともに、加わることになる。

 ワイルドカードの国はデビスカップ・ランキングでトップ50位内に入っているか、選択しうる選手の中にシングルスのトップ10選手を擁する国でなければならない。

 決勝トーナメントに進むファイナリストたちは、3チームによる6つのグループに分けられ、シングルス2本、ダブルス1本によって構成されるラウンドロビン(総当たり戦)を戦う。そしてグループ1位の代表6ヵ国と、2位の中で成績がよかった2国の代表が、サドンデスの準々決勝へと駒を進める。

 新フォーマットによる最初の決勝トーナメントは、2019年11月18日から24日にわたり、スペインのマドリッドかフランスのリールのどちらかで行われる。ITF会長のデビッド・ハガティは、来たる2週間の間に(開催場所に関する)発表をする予定だと言った。

 新しい大会は、FCバルセロナ所属で元スペイン代表のサッカー選手、ジェラール・ピケによって創設された投資会社、コスモスとのパートナーシップで開設された。

 オリジナルのプランは、単に年の終わりに18チームによる優勝国決定戦を行う、というものだったが、いくつかの国が母国で試合を行う機会を完全に失うことに反対したため、修正が施された。そのため、これらの意見は予選ラウンドという案に加えられた。しかしながら、決勝トーナメントを中庸的な都市で行うという案は、1900年から続いているこの大会にとって大きすぎる変更だ、と批判する者たちにとっては、それでも十分ではなかったようだ。

「反対している者たちは、概して言えば、ホーム&アウェー方式が起用されるべき形であり、常にすべてのラウンドがあるべきだと信じるがゆえに、反対しています」とハガティーは言った。彼はまた、2月の予選ラウンドがあるおかげで、「我々が維持する歴史と伝統と、決勝トーナメントの新制度との結合がもたらされる」と信じている、とも言い添えた。

 全米テニス協会(USTA)は、変革をあと押しした国の協会の一角だった。協会は、新しいフォーマットは「デビスカップを21世紀へと送り出し」、大会を「持つに値する高みへと押し上げるだろう」と言った。

 9月に行われる今年のデビスカップ準決勝で、アメリカがクロアチアと、スペインはフランスと対戦する。世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)は、スペインのためにプレーすることが予想されているが、ロジャー・フェデラー(スイス)は頻繁に、スイスのためにプレーすることを見送ってきた。

 この新しいフォーマットでは、デビスカップのために捧げる時間が半分に減る。ピケは、(サッカーの)ワールドカップ・スタイルの形式が、大会が必要としている上昇の勢いをもたらす、と考えている者の一角だった。

「これは、最高レベルでのこのプロスポーツの要求に適応しつつ、代表チームの大会としてデビスカップが持つべき、正当かつ卓越した場所を保証する、新しい段階の始まりとなる」と彼は声明文の中で述べていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はイメージ(2018年デビスカップ準々決勝、スペイン対ドイツ)
Team Spain cheers up David Ferrer of Spain during day three of the Davis Cup World Group Quarter Finals match between Spain and Germany at Plaza de Toros de Valencia on April 8, 2018 in Valencia, Spain (Photo by David Aliaga/NurPhoto via Getty Images)

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