広島広域公園テニスコートで「全国中学生」の開会式が行われる

 中学テニスの日本一を争う「第45回中学生テニス選手権大会」(団体)の開会式が8月18日、広島県広島市の広島広域公園テニスコートのセンターコートで行われた。

折尾愛真中学校(福岡) 写真◎井出秀人

 最初に全国の都道府県、地域予選を勝ち抜いた32の代表校の選手たちが、堂々と入場行進。続いて、前年度優勝のエスコラピオス学園海星(三重)、小平市立小平第二(東京)から優勝旗が返還された。

優勝旗返還 写真◎井出秀人

全国中学校テニス連盟理事長の篠田徹から挨拶が行われた。

「ここ広島広域公園では2001年にも大会が行われました。そのときは台風に見舞われ、中断もありました。今年も7月に西日本豪雨があり、ここ広島市も大きな被害を受けています。しかし、皆さんここに来てわかるように、被害の影響を感じることなく試合ができます。これは本当にうれしいことです。やはり、地元広島の方々の努力のおかげです。感謝したいと思います。皆さんもこれから試合に臨みますが、このように見えないところで支えてくださる方々に、感謝の気持ちをもってプレーしてほしいと思います。広島は世界でも歴史的に重要な街。テニスの試合を戦うために来ましたが、中学生の本分を忘れず、必ず学習してもらいたいです。明日からこの暑い中で試合が始まりますが、是非自分の命をまず大切にし、倒れることのないようにコンディションをつくり、日頃の成果を出していただきたいです」

全国中学校テニス連盟の篠田徹理事長

 大会を45年間サポートしてきた株式会社ダンロップ・スポーツマーケティングの尾島祐輔代表取締役社長からは「皆さんを支えていただいた皆様への感謝、戦う相手へのリスペクトを忘れずに、さらに上の段階を目指してほしいと思います」と選手たちにエールが送られた。

選手宣誓を行う広島市立大塚中学校の坂宮龍斗、山陽女学園中等部の上野京香

 広島県代表の広島市立大塚中学校・男子テニス部主将を務める坂宮龍斗、山陽女学園中等部・女子テニス部主将の上野京香により選手宣誓が行われた。(※詳細はこちらから→https://tennismagazine.jp/_ct/17199084)

大会公式ポスターがデザインされた大会プログラム

 

 今大会の大会公式ポスターをデザインしたのは、広島学院高校の高俊河(こう・じゅんは)と高潤河(こう・ゆんは)の双子の兄弟。中学3年のときに描いたものだという。「上のボールは太陽をモチーフにしており、選手たちに太陽のように輝いてほしいと願って描きました。中学生がテニスの下、広島という地を介してテニスの花を咲かせてほしいという願いも込められています」

(編集部◎池田晋)

※トップ写真は開会式で入場行進を終えた選手たち 写真◎井出秀人

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles