「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月13~19日/賞金総額287万4299ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第2セットのタイブレークでマッチポイントを取り逃し、キキ・バーテンズ(オランダ)が2-6 7-6(6) 6-2の挽回勝ちをおさめて、ハードコート上で初となるタイトルを獲得した。

 バーテンズは時速175kmのサービスエースを決めると、ラケットを落とし、膝をついて両手を天に突き上げた。その少しあと、彼女はうれし泣きのためその顔を覆い、汗にまみれた青いリストバンドで涙を拭いた。

 またもの敗北まであと1ポイントと迫りながら、彼女は、ほかの皆同様、彼女自身を驚かせた最大の勝利をつかみとった。

「この瞬間の気持ちを表現する言葉はないわ」とバーテンズは言った。

 クレーコート・スペシャリストとみなされていたバーテンズは、先週のモントリオール優勝を含むハレプの9連勝を終わらせた。バーテンズはこれまで一度も世界1位の選手を倒したことはなかったが、今回は、体力をしぼり取る2週間の終わりにハレプを消耗させ、打ち倒した。

 シンシナティの大会中、ハレプは雨によって夜の試合を翌日に持ち越され、準決勝に進出する前に、1日に2度プレーしなければならない羽目に陥った。それでもこの日曜日、ハレプは第1セットをコントロール下におき、それから第2セットのタイブレークで6-5とリードして、試合を終わらせるチャンスを手にしたのだ。

 そして、それをつかみ損ねたとき、ハレプは2度と回復できず、最悪の第3セットをプレーした。彼女がおかした13本のアンフォーストエラーが、バーテンズに引き離すチャンスを与えてしまった。

「私はマッチポイントを手にしていた。もうちょっとのところまできていたのよ」とハレプは言った。

「私は、その好機をとらえきれなかった。第3セットの私は空っぽになってしまい、もはや戦うことができなかった」

 ハレプはそれでも、世界1位としてUSオープンに臨む。彼女は、2015年、昨年、そして今年も準優勝に終わったシンシナティの決勝での成績を0勝3敗に落としてしまった。

「私には少し休息が必要だわ。疲労困憊しているから」とハレプは言った。

「でも私はまた、この2週間からポジティブなものも取り込むわ。これは自信を大きく膨らませる進撃だった」

 バーテンズは、ハードコートでのテニスと自信を向上させようと努力を積んできた。今年以前に3度シンシナティに出場していたバーテンズだが、3大会で1勝しかできていなかったのである。彼女は、2006年のベラ・ズボナレワ(ロシア)以来の、シンシナティを制したノーシード選手となった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はキキ・バーテンズ(オランダ)
MASON, OH - AUGUST 19: Kiki Bertens of Netherlands celebrates her win against Simona Halep of Romania during the women's final of the Western & Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 19, 2018 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

This article is a sponsored article by
''.