「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルス1回戦の通算成績を18勝0敗に伸ばしたロジャー・フェデラー(スイス)は、テニス界をざわつかせた自身の発言は、ただの冗談だったと説明した。

 火曜日に行われた西岡良仁(ミキハウス)との1回戦を終え、オンコートインタビューで「1回戦で躓いたことがないのはうれしい。引退が近づいているけど、今はまださ」と語った。

 この発言に多くのファンが「何?!」と驚いたようだ。アーサー・アッシュ・スタジアムで世界ランク177位の西岡を6-2 6-2 6-4で退けたあとの記者会見で、フェデラーは説明を求められた。

 なぜ、突然フェデラーは引退に言及したのか? なんてことのない、一言だった。

「USオープンの1回戦で18試合戦い、すべて勝ってきた。来年もし負けてこの記録が途切れるのは嫌だから、“引退しようかな”と冗談を言っただけなんだ」とフェデラーは苦笑いしながら語った。

 会見場にいる記者全員が言葉の意味を理解したことを確認すると「だからこれ以上深読みしないでほしい。“引退”の言葉はもう使わないでくれ」と笑顔で話した。

 実際、この数年フェデラーは実際「いつ引退するのか?」という質問を何度も受けてきた。30歳を過ぎると、多くの選手がトップから転げ落ちてしまうからだ。

 だが、フェデラーはこの2シーズンに3つのグランドスラム・タイトルを加え、通算優勝回数を「20」に伸ばしており、絶好調のように見える。西岡戦では14本のサービスエースを決め、まったく危なげない試合運びだった。

 8度のブレークポイントをしのぎ、9度目で初めてブレークされたのは、第3セットで5-2とリードしていたときだった。それまでの試合時間は1時間45分で、それから7分後には終了した。

「ありがたいことに、今夜は必要以上に緊張しなかった。1週間いい準備ができて、コート上でも気分がよかった。しゃっくりが出なかったのが何よりの証拠さ。アーサー・アッシュ・スタジアムに入場するとき、観客はみんなショーを見に来て、楽しみたいと思っている。テニスを観るために来ていることは確かだけど、テニスファンなら一度は行ってみたい場所なんだと思う。だからプレッシャーはある。でもここでプレーするのは楽しみだ。何年も来ている場所だからね」と語った。

 フェデラーはこの10年は遠ざかっているものの、通算6度目のUSオープン優勝を狙っている。順当にいけば、3回戦で第30シードのニック・キリオス(オーストラリア)、準々決勝では第6シードで「13」のグランドスラム・タイトルを持つノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦することになる。

(APライター◎ハワード・フェンドリック)

※写真はロジャー・フェデラー(スイス)
NEW YORK, NY - AUGUST 28: Roger Federer of Switzerland celebrates after beating Yoshihito Nishioka of Japan in the first round of the US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Centre on August 28, 2018 in New York City, United States. (Photo by TPN/Getty Images)'n'n

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