「USオープン」(8月27日~9月9日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の大会4日目。

 女子のトップ2シードが姿を消すのに、わずか2ラウンドしか必要ではなかった。初戦敗退した世界ランク1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に続き、2位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)も2回戦で姿を消したのだ。

 現オーストラリアン・オープン女王で、フラッシングメドウで2度決勝に進出した実績を持つウォズニアッキにとって、木曜日の夜に起きた36位のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)に対する4-6 2-6の敗北は、グランドスラムでの2大会連続の2回戦負けだった。

 DAY1に敗れたハレプ、この日のウォズニアッキは、揃って新しいルイ・アームストロング・スタジアムで敗れた。ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)もまた、そこで2回戦負けを喫した。そのため、この再建された新スタジアムに関する奇妙な評判は、すでに広まり始めている。

「ウインブルドンにはかつて、“墓場のコート”と呼ばれているものがあったわ」とウォズニアッキは、ウインブルドンのかつてのナンバー2コートのことを指して言った。それは、取り壊される前に、番狂わせを生むコートとして悪名高かった場所だ。

「もしかしたら、(ルイ・アームストロング・スタジアムは)新しい墓場のコートとなるのかもしれない。そんなことを言うには、ちょっと時期尚早だけど」

 何年もの間、ウォズニアッキは、どうして世界1位の座に至りながらグランドスラム大会で1度も優勝できないのか、という質問に耐え続けなければならなかった。彼女は、この1月のオーストラリアン・オープンで優勝し、ついにその裂け目を埋めた。しかし、重荷が取り除かれていたにしても、この日の彼女は、そんなふうには見えないプレーをした。

 メルボルンでの優勝以来、ウォズニアッキのグランドスラム大会での成績は5勝3敗だ。彼女はフレンチ・オープンで4回戦に進出したが、ウインブルドンに続き、2009年と2014年に準優勝していたUSオープンでも2回戦で敗れた。

 彼女はオーストラリアン・オープンで優勝したことによって、このような挫折を今まで以上に受け入れることができるようになったか、と尋ねられた。

「容易になったとは思わないわ」と彼女は答えた。「以前よりも耐えやすくなることなんて、ないと思う」

 ツレンコは、これまでどのグランドスラム大会でも、1度も4回戦以上に勝ち進んだことはない。

「今日の私は、本当に勇敢だったと思うわ」と彼女は言った。

 序盤、ツレンコが右腕を振り、エンドチェンジでトレーナーが治療するため出てきたとき、ことは彼女にとっていい方向に進んでいるようには見えなかった。ツレンコは、右腕を痛めたのは月曜日のことで、この日の試合出だしでサービスを打ったときに痛みが戻ってきたのだと説明した。その瞬間から、彼女は腕を助けるため、フラットサーブではなしに、ソフトなサービスだけを打とうと決めたのだという。

 つまるところ、彼女はただボールをコート内に入れ続けたかったのだ。そして、その作戦は機能した。ウォズニアッキは35本のアンフォーストエラーを犯し、わずか6本しかウィナーを奪えずに、結局自分で自分の破滅の原因を作ってしまった。

「彼女は私よりも賢明にプレーしていた。彼女は私がやるべきだったテニスをしていたわ。彼女は多くのボールを返球してきた。アングルショットを打ち、私からの短いボールを待っていた。そして短いボールがきたとき、彼女はアグレッシブに攻めてきた。彼女はまた、そうしなければならないときには、下がってボールを返し続けてきた」とウォズニアッキは言った。

「私はそれに対して適応するべきだったけど、実際にはそうできなかったのよ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2回戦で対戦したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク/右)とレシヤ・ツレンコ(ウクライナ/左)
NEW YORK, NY - AUGUST 30: Caroline Wozniaki of Denmark (R) shakes hands with Lesia Tsurenko of Ukraine following their women's singles second round match on Day Four of the 2018 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 30, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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