スティーブンスがアザレンカを下して4回戦へ、セレナは30回目の姉妹対決に勝利 [USオープン]

「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月27日~9月9日/ハードコート)の女子シングルス3回戦。

 ラファエル・ナダル(スペイン)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を4時間と23分の激戦で倒したあと、アーサー・アッシュ・スタジアムはウイリアムズ姉妹対決“パート30”の舞台となった。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)との姉妹対決でもっとも一方的となったこの試合に、6-1 6-2で勝った。それはここ20年のグランドスラム大会における、もっとも早い段階でのウイリアムズ対決だった。

 わずか1時間12分しかかからなかった試合が、はた目には簡単なものに見えたにも関わらず、セレナは「容易ではなかったわ」と言った。

「彼女(ビーナス)は私の親友よ。彼女は私にとって、かけがえのない存在なの。彼女が敗れるたびに、私は自分が負けたように感じる」

 一方、同日のより早い時間帯に、2017年優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)は、通常彼女がやるよりもずっと多くの感情をコート上でさらけ出した。

 彼女が見せたガッツポーズの数々は、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に対する6-3 6-4 の勝利への過程が、いかに厳しく、緊迫したものであったかを明瞭かつ完璧に示して見せていた。元世界ナンバーワンのアザレンカは過去に2度、USオープンで準優勝したことがある選手だ。

 第3シードのスティーブンスは、アーサー・アッシュ・スタジアムの屋根が閉まる間の休憩から戻ったあと、最後の3ゲームを連取した。スティーブンスは、第1セットを取り、第2セットも3-1としてから、アザレンカに3ゲームを連取されて3-4とリードを奪われたのだ。そしてそこで、雨が降り始めた。

「天にいらっしゃる方が、私の面倒を見て下さったんだわ」とスティーブンスは言った。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は3回戦で対戦したスローン・スティーブンス(アメリカ/左)とビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/右)
NEW YORK, NY - AUGUST 31: Sloane Stephens of the United States shakes hands with Victoria Azarenka of Belarus after their women's singles third round match on Day Five of the 2018 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 31, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles