「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月27日~9月9日/ハードコート)の女子シングルス大会8日目。

 マリア・シャラポワ(ロシア)がUSオープンを制したのは10代の頃だった。それから10年以上が経った今、彼女は4回戦を突破できずに苦しんでいる。ミスを連発したシャラポワは、第30シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に4-6 3-6で敗れた。

「アップダウンが少しあり過ぎた」とシャラポワは自身のパフォーマンスを振り返った。

 31歳のシャラポワにとって、4回戦敗退は3年連続のことになる。アーサー・アッシュ・スタジアムのナイトゲームでは、22勝0敗と相性は抜群によかったはずなのだが……。

 シャラポワはここニューヨークで19歳のときにトロフィーを高く掲げた。そして、そのほかにも4つのグランドスラム・タイトルを手にしている。だが、この試合ではグランドスラムの準々決勝で一度も勝ったことのないスアレス ナバロに対し、安定感を欠いたプレーに終始した。

 月曜日に30歳となったスアレス ナバロにとっては、USオープンで5年ぶりの準々決勝になる。

「本当に完璧なプレーだったと思う」と自身のパフォーマンスに満足だったようだ。華麗な片手打ちバックハンドを持つスアレス ナバロが水曜日に挑むのは、昨年準優勝のマディソン・キーズ(アメリカ)になる。キーズは4回戦で第29シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-1 6-3で下している。

「しっかり準備しなければならないけど、大丈夫だと思う」とスアレス ナバロはキーズ戦を見据える。

 スアレス ナバロは何度も何度も、第22シードのシャラポワのミスを誘発させた。また、シャラポワはサービスにも苦しんでいた。思ったように上げられないトスを何度もやり直し、8個のダブルフォールトを記録した。10度のサービスゲームのうち、6度もブレークされてしまった。

 ベースラインからの長いラリーでは、シャラポワが多くの場面で先にミスを犯した。しかし、その中でも、バックでは届かないと判断してラケットを左手に持ち替えてボールを苦し紛れに返す場面も何度か見られた。

 どちらも15本のウィナーを放ったが、アンフォーストエラーの数ではシャラポワが相手の20本のほぼ倍となる38本だった。

「チャンスを生かせなかった。ここでいう“チャンス”とは、相手のショットが浅くなったときのこと。前に出ることを躊躇してしまった。攻撃に出たときはエラーが多すぎた。特にフォアハンドのインサイドアウトをうまく決められなかった」とシャラポワは反省の弁を述べた。

 この敗戦ののちに、シャラポワは以前のような最高の状態に戻ることを想像できるかと問われた。

「もし以前のようなトップフォームを取り戻すために、自分を信じ続けて毎日厳しいトレーニングを積むモティベーションがなければ、この場にいないと思う。私はキャリアの中で多くのことを成し遂げた。個人的にも、プロとしてもね」とシャラポワは答え、さらに続けた。

「この自分を信じる気持ちを、私は他の人に見せようとは思わない。それは自分の内部にあるもので、何かへの情熱を持っているときに出てくるもの。この気持ちが沸き出てこなければ、もう自分でやめることを決断することもできる。周りの人にやめるように言われるべきものではない」と持論を展開した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はラケットを左手に持ち替えてボールを追ったマリア・シャラポワ(ロシア)
NEW YORK, NY - SEPTEMBER 03: MariaSharapova of Russia returns the ball during her women's singles fourth roundmatch against Carla Suarez Nervarro of Spain on Day Eight of the 2018 US Open
at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 3, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

 

 

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