「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月27日～9月9日／ハードコート）の男子シングルス準決勝で、第21シードの錦織圭（日清食品）は第6シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）に3-6 4-6 4-6で敗れた。試合時間は2時間49分。

　全米に2年ぶり9度目の出場となった錦織は、2014年にグランドスラム自己最高の準優勝。昨年は右手首のケガのため、欠場していた。前回プレーした2016年は、準決勝でスタン・ワウリンカ（スイス）に6-4 5-7 4-6 2-6で敗れていた。

　今大会での錦織は、1回戦でマクミリアン・マルテレル（ドイツ）を6-2 6-2 6-3で退け、2回戦はガエル・モンフィス（フランス）の第2セット途中棄権で勝ち上がり、3回戦で第13シードのディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）を6-4 6-4 5-7 6-1で、4回戦でフィリップ・コールシュライバー（ドイツ）を6-3 6-2 7-5で、準々決勝では2014年覇者で第7シードのマリン・チリッチ（クロアチア）をが2-6 6-4 7-6(5) 4-6 6-4で破って4強入りを決めていた。

　この結果でジョコビッチは、錦織との対戦成績を15勝2敗とした。7月にはウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）の準々決勝で対戦し、ジョコビッチが6-3 3-6 6-2 6-2で勝っていた。

　今シーズンのジョコビッチは、7月にウインブルドンで13度目のグランドスラム制覇、前哨戦のシンシナティ（ATP1000／ハードコート）では初優勝を果たしてマスターズ全制覇の偉業を達成した。

　ジョコビッチは決勝で、2009年覇者で第3シードのフアン マルティン・デル ポトロ（アルゼンチン）と対戦する。デル ポトロは準決勝で対戦したディフェンディング・チャンピオンで第1シードのラファエル・ナダル（スペイン）が第2セット終了後に棄権したため、決勝進出を決めた。

※写真は準決勝で対戦した錦織圭（日清食品／左）とノバク・ジョコビッチ（セルビア／右）
NEW YORK, NY - SEPTEMBER 07: Kei Nishikori of Japan shakes hands with Novak Djokovic of Serbia following following their men's singles semi-final match on Day Twelve of the 2018 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 7, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)