セレナ・ウイリアムズの騒動について、国際テニス連盟は審判を擁護

 国際テニス連盟(ITF)は、USオープン女子シングルス決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に3つのコード・バイオレーションを与えた主審を、彼の決断は規則に合致するものである、と言って擁護した。

 セレナは日本の大坂なおみ(日清食品)に2-6 4-6で敗れた土曜日の決勝の間に、主審を務めたカルロス・ラモスにより3度、規則への違反行為に対するペナルティを与えられた。まずはコーチからシグナルを受け取ったため、ラケットを叩き折ったため、そしてラモス審判を『泥棒』と呼んだためで、おかげで彼女は罰として、1ゲームをはく奪されることになった。

 試合翌日にあたる日曜日に、大会レフェリーはセレナに、『主審に対する言葉による侮辱』に対して1万ドル、コーチングを受けたことに対して4000ドル、ラケットを折ったことに対して3000ドルの罰金を科していた。

 大会の翌週に出した声明の中でITFは、ラモスの判定は、「3つの違反行為でセレナ・ウイリアムズに罰金を科したUSオープンの決断によって、正当性が再確認された」と言って、ラモスを弁護した。

 ITFはまた、「ラモスは、規則に則って審判としての職務を果たし、常にプロらしく、高潔にふるまっていた」と言い添えた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はUSオープン女子シングルス決勝で主審を務めたカルロス・ラモス(左)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/右)
NEW YORK, NY - SEPTEMBER 08: Serena Williams of the United States reacts to umpire Carlos Ramos after her defeat in the Women's Singles finals match to Naomi Osaka of Japan on Day Thirteen of the 2018 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 8, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)

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