大坂なおみが帰国会見「ハッピーなトーナメントだった」

 USオープンの女子シングルスで優勝を飾り、日本選手として初のグランドスラム優勝を果たした大坂なおみ(日清食品)が13日早朝便でニューヨークから帰国し、その後、横浜市内のホテルで会見を行った。

 日本のファンに感謝のメッセージを述べたあと、報道陣からの質問ひとつひとつに、少し緊張した面持ちで、ていねいに答えた。言葉の多くは英語であり、ときに日本語が出る場面も見られた。

 グランドスラム23度優勝の元世界1位、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との決勝については「それほど悲しいとか、残念な気持ちはない」とし、「十分なことを成し遂げられたし、全体的にはハッピーなトーナメントだった」と振り返った。

帰国会見での大坂。大勢の報道陣に囲まれて

 今後の目標については、最終戦のシンガポール(WTAファイナルズ)に出場したいと答え、そのためにも残りの「ツアーで結果を残していきたい」と決意を口にした。

「原宿に行きたいし、東京ドームの隣りのジェットコースターにも乗りたい」と笑顔を見せ、子供たちには「楽しくテニスを続けてほしい。戦いだけどゲームだから」とアドバイスを贈った。

 最後は「(錦織)圭は男子の中でも素晴らしい存在、ロールモデルになっているので、私も女子の選手の中で、そのような存在になりたい」と口にし、会見を終えた。

※トップ写真は、会見での大坂なおみ(写真◎大賀章好)

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