「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京・アリーナ立川立飛/予選9月15、16日、本戦9月17~23日/賞金総額79万9000ドル/室内ハードコート)の予選決勝で、世界ランク170位の土居美咲(ミキハウス)が同234位のダニエル・ラオ(アメリカ)に7-5 7-5で競り勝ち、4年連続の本戦出場を決めた。

 土居は強烈なサービス、フォアハンドを打ち込み、立ち上がりから8連続ポイントの完璧スタートだった。だが、次のゲームで30-30から、フォアが2本連続でベースラインを超えてしまい、すぐに追いつかれる。その後、もう一度ブレークして4-2としたが、続く自身のサービスゲームを5度のデュースの末にブレークされ、相手に流れが傾きかけた。

 だが、その後も崩れずに慎重につなぎながらも攻める姿勢を失わず、6-5から30-40のワンチャンスでラオのミスを誘い、第1セットを7-5で競り勝った。

画像: ラオの多彩なショットに苦しみながらも接戦をものにした土居 写真◎佐藤明

ラオの多彩なショットに苦しみながらも接戦をものにした土居 写真◎佐藤明

 第2セットも第2ゲームをブレークして3-0と先行。だが、ここでもラオの低く沈めるスライスに苦しみ、3-3に追いつかれてしまう。5-4で迎えたラオのサービスゲームは相手にプレッシャーをかけることができず、1ポイントも取れずにキープされた。

 だが、この日大事な場面で何度も決めたフォアのインサイドアウトを頼りに攻め続け、6-5からラオのサービスをブレークし、勝負を決めた。苦しみながらも、土居は予選突破日本人第1号に名乗りを上げた。

「スライスなどを多用するやりづらい相手だったけど、何とか2セットで終えられてよかった。この先も一つひとつやるだけ。昨日、今日とやってきたことを本戦でもできるようにしたい」と本戦への意気込みを語った。

 今年はグランドスラム本戦に一度も届かず、連続出場は8年で途切れた。2016年に最高30位まで上昇したランキングも、一時は300位台まで落ちた。今日の試合は簡単なミスもあったが、トップ選手も苦しめられるサービス、ストロークの威力は好調時とそん色ない。

 今大会でさらに勝利を重ねて再浮上のきっかけをつかめるか。明日は本戦1回戦、メインアリーナの第3試合で世界ランク35位のカミラ・ジョルジ(イタリア)に挑む。

(編集部◎池田晋)

※トップ写真は東レPPO本戦出場を決め、笑顔の土居美咲(ミキハウス) 写真◎佐藤明

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