状況の好転はハイキングのおかげ、とジョコビッチ

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は今年、ようやくキャリアを正しい軌道の上に戻した。そして彼は、この驚くほどの状況の好転は、フレンチ・オープンのあとに妻といっしょに行った、心を浄化するハイキングの旅のおかげだったのだと言う。

 セルビアのテニスの偉人は、2015年から2016年にかけてやってのけた、4つのグランドスラム大会に連続で勝つという快挙から突如、肘の故障があったとはいえ、2年間グランドスラム大会でのタイトルなしという不毛の期間に移行した。

 しかしそのすべては、31歳のジョコビッチがオールイングランド・クラブで4度目のタイトルを獲った今年7月のウインブルドンで変わったのだ。彼は続いてUSオープンでも優勝を遂げ、グランドスラム大会での獲得タイトル数を「14」に伸ばしたのだった。

「自然の中で旅をしたあと、すべてが然るべきところに至ったんだ」と、月曜日にベオグラードでのトレーニングのあとにジョコビッチは言った。

「クイーンズで決勝に至り、ウインブルドンとシンシナティ、それからUSオープンで優勝した……5月には、僕がこの位置に置かれることになると、誰が想像し得ただろうか」

 これらの大きな勝利のあと、ジョコビッチは少し休息の期間をとった。彼は、よりしっかり身体を回復させるために、今週の北京の大会への出場をとりやめさえした。

「USオープンは僕にとって、肉体的にも精神的にも、もっとも要求の大きいグランドスラム大会のひとつなんだ」とジョコビッチは言った。

「グランドスラム大会に勝つというのは、エベレストを登るようなものだ。一時の休息をとり、バッテリーを充電し直す必要があるんだよ」

 しかしながらジョコビッチは、年末ランキングでラファエル・ナダル(スペイン)を追い抜くという目標を胸に、来週の上海マスターズではプレーするつもりだと言った。それをやってのけるために、彼はパリ・マスターズの前に、バーゼル(スイス)かウィーン(オーストリア)でもプレーすることになるかもしれない。

「開催者からワイルドカードをもらえるかどうか、見てみなければならない」とジョコビッチは言った。

「でもまずは、上海でベストのプレーをしたい。それから、どうするか見てみることにするよ」

(APライター◎ドゥサン・ストヤノビッチ)(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(右)、握手の相手はロジャー・フェデラー(左)
CHICAGO, IL - SEPTEMBER 20: Team Europe Roger Federer of Switzerland hugs Team Europe Novak Djokovic of Serbia on stage during the Laver Cup Gala at the Navy Pier Ballroom on September 20, 2018 in Chicago, Illinois. The Laver Cup consists of six players from Team World competing against their counterparts from Team Europe. John McEnroe will captain Team World and Team Europe will be captained by Bjorn Borg. The event runs from 21-23 Sept. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images for The Laver Cup)

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