大学テニスの日本一を決める団体戦「平成30年度 全日本大学対抗テニス王座決定試合(男子72回/女子54回)」(愛媛県松山市・愛媛県総合運動公園テニスコート/10月10~15日/ハードコート)の競技4日目/最終日は男女ともに決勝、3位決定戦が行われ、女子は早稲田大が亜細亜大を4勝1敗で下して日本一に輝いた。

 先勝したのは亜大だった。インカレ準優勝ペアの中沢夏帆/高橋玲奈が上唯希/大矢希のD1対決を7-5 6-1でものにする。D2南文乃/松田美咲も第1セットを先取し、亜大がダブルス2連勝に近づいた。

画像: 亜大D1ダブルスの中沢夏帆(左)/高橋玲奈

亜大D1ダブルスの中沢夏帆(左)/高橋玲奈

 しかし、早大の清水映里/下地奈緒の2年生ペアが反撃に出る。清水のパワフルなストロークに下地のネットプレーが冴え始め、追いつき、追い越しに成功。3-6 6-3 6-1で逆転勝利を飾り、チームに流れを取り戻した。

画像: 気迫のプレーで逆転勝利の早大D1清水(左)/下地

気迫のプレーで逆転勝利の早大D1清水(左)/下地

 早大の上と大矢はダブルスで負けた借りを返すためにも、シングルスで勝利を持ち帰ろうと誓い合った。ともに4年生で、これが最後の王座。自分たちの代で連覇を止めるわけにはいかない。S3上が6-2 6-3で高橋を下して王手をかけると、S2大矢が7-5 6-3で続いて早大の優勝が決まった。

画像: 力強いプレーを挙げた早大S3上唯希

力強いプレーを挙げた早大S3上唯希

画像: 優勝を決めた瞬間の早大S2大矢

優勝を決めた瞬間の早大S2大矢

 今夏のインカレで不振だった早大勢。シングルスのベスト16にはひとりも残れず、王座出場さえ危ぶまれていた。その危機感を部員全員が感じ取り、それぞれのテーマに取り組んできた。終わってみれば関東リーグ、そして王座と負けなし。「全員が王座への強い想いを持っているので」と大矢主将が胸を張った。

 亜大とすれば2勝2敗でエースの松田に勝利のバトンをつなぎたかっただろう。中沢も高橋も、その想いを持ってプレーしていたはずだ。だが、負けられない戦いでの早大の強さは想像以上だった。「1ポイントに対する執着心が違う」と中沢が勝者を称えた。

 亜大の堀内昌一監督は、早大のほうが、ディフェンス力、一球に込める想い、そして判断ミスの少なさで上回っていたと振り返った。ベンチにも飛び込んでいったが、負けた悔しさは微塵もない。「彼女たちの成長を褒めてあげたいし、ここまでよく頑張った」と強い口調で語った。

画像: 20年ぶりの優勝を逃して準優勝の亜大

20年ぶりの優勝を逃して準優勝の亜大

 男子同様、関西対決となった女子決勝は関西大が3勝2敗で園田女子大を退けて3位入賞を果たした。

(文・写真◎牧野 正)

※トップ写真は、13連覇を決めて喜ぶ早大メンバー

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