シモナ・ハレプ(ルーマニア)は医師に長期の問題になりかねないと勧告された背中の故障にも関わらず、2年連続で年末の世界ランキング1位として戻ってきた。

 今年のフレンチ・オープンでキャリア初のグランドスラム・タイトルを獲得したハレプは、月曜日に年末ランキング1位の座を確実にしたが、ヘルニアのため、来たるクレムリン・カップと、シーズン末のWTAファイナルズを棄権しなければならなくなる可能性がある。

「まだ100%の状態で練習していないけれど、今日、明日には、100%近くでできるだろうと思う」とハレプは言った。

「ここ数日の間に、もう少しよく(状態を)知ることができるはずよ」

「医者は、手術に関しては何も言わなかった。でももし私がプレーし続けたら、故障が長期に及ぶ危険がある。そんなことはごめんだし、私はそうなることを望んでいない。だから近日中に、よい決断を下さなければならないわ」

 27歳のハレプは、オーストラリアン・オープン決勝に進出し、その数ヵ月後、フレンチ・オープンで初のグランドスラム・タイトルを獲得して、2018年にキャリア最高の年を送った。しかし彼女は今月の初めにチャイナ・オープン1回戦でリタイアしたあと、MRI検査の結果、椎間板ヘルニアの問題が発見されたと発表した。

 クレムリン・カップは今週の開催であり、世界トップ8が集うWTAファイナルズは、10月21日にシンガポールで始まる。

「まずは、ここモスクワでプレーできるよう願っている。この大会に向け準備を整えるため、すでに3、4日を費やしたから。でも、もしここでプレーすることができなければ、シンガポールでプレーできるかは疑わしいわ。すごく速いコートだから」とハレプは言った。

「だから、今のところまだわからない。でも間違いなく、私は自分の健康を第一に考えて決断を下すつもりよ」

 故障にも関わらず、ハレプは変わらず今シーズンを謳歌している。シーズンが進むにつれ、成績がやや落ちはしたものの、彼女は今年のほとんどを世界1位の座で過ごした。

 ハレプは2018年、ここまでのところ15大会でプレーしてきたが、フレンチ・オープンでグランドスラム大会初優勝を遂げたあとは、ウインブルドンでは3回戦負け、USオープンでは1回戦負けに甘んじていた。

 WTAファイナルズがシンガポールで行われるようになってからの5年、ハレプは毎年この大会への出場権を手に入れてはいるが、長いシーズンを通して最高のレベルを保つということができず、苦労している。

「本当に難しい。毎年そう感じているし、正直言って、ますますそう感じるようになってきている。私は今年の前半に全力を出し尽くし、それから、ことは難しくなってしまった」とハレプは言った。彼女は2014年と2017年にもフレンチ・オープンで決勝に至っていたが、その双方で敗れていた。

「来年に向けての私の目標は、またWTAファイナルズに出場できるのであれば、この位置でより向上することね。私はただ、より強くなり、大会(WTAファイナルズ)でプレーする準備万端となりたい」

 しかし、モスクワやシンガポールでコートに出ていく前に、ハレプはまず、変わらず自分をわずらわせている背中の故障に対処しなくてはならない。

「すごくストレスを感じてきたわ。毎朝起きるたびに、体がどんなふうに感じるか見るため待っている、という状態だから、毎日心配しているの」とハレプは言った。

「かなりストレスを感じるけど、ハイレベルでプレーしているとき、故障はかなり日常的なことだから、この状態もある意味で普通のことよ。だから私は落ち着きを保ち、前向きに考えようと努めている。簡単な故障でないことはわかっている。背中というのは常に難しい箇所だわ。でもそれを受け入れ、前を見て進んでいかなければならない」(C)AP(テニスマガジン)

※写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)、9月22日武漢で撮影
WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 22: Simona Halep of Romania poses for a picture at DongFeng Motor Wuhan Open Player Party at Wanda Hotel on September 22, 2018 in Wuhan, Hubei Province of China. (Photo by VCG)

This article is a sponsored article by
''.