ウインブルドンが2019年から最終セットでタイブレークを採用

 オールイングランド・クラブは来年から、ウインブルドンで最終セットが12-12に至った際には、タイブレークを採用することを決めたと言う。

 イギリス・ロンドンのグラスコートで開催されるウインブルドンは、シングルスマッチの最終セット(男子が第5セット、女子は第3セット)でタイブレークを使用することを決めた、ふたつめのグランドスラム大会となる。しかしながら、USオープンの場合は最終セットが6-6となったときにタイブレークを開始する。

 オーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンにおいては、選手は変わらずシングルスの最終セットで2ゲームのリードを奪って勝たなければならない。

 2010年の段シングルス1回戦、ジョン・イズナー(アメリカ)とニコラ・マウ(フランス)は、ウインブルドンの歴史で最長の試合をプレーした。試合は、最終的にイズナーが第5セット70-68で勝つ前に、3日間に渡って11時間以上を要することになった。

 オールイングランド・クラブのチェアマンを務めるフィリップ・ブルック氏は、「我々の見解は、最終セットの間に、無理のないポイントで自然に結末に至らなかった試合に関しては、タイブレークを導入するべきときがきた、というものだった」と話している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2010年ウインブルドン1回戦でテニス史上最長試合に勝利したジョン・イズナー(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - JUNE 24: John Isner of USA celebrates winning on the third day of his first round match against Nicolas Mahut of France on Day Four of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on June 24, 2010 in London, England. The match is the longest in Grand Slam history. (Photo by Suzanne Plunkett-Pool/Getty Images)

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