ロシア・モスクワで開催されている「VTB クレムリン・カップ」(WTAプレミア/10月15~20日/賞金総額93万2866ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準決勝が行われ、ダリア・カサキナ(ロシア)とオンス・ジャバー(チュニジア)が決勝に勝ち進んだ。

 2011年フレンチ・オープン・ジュニア優勝者のジャバーは、世界ランク11位で第5シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-3 3-6 6-3で倒した。

 予選をから始め、ここ7日間で7戦目となる試合をプレーしたジャバーは、第3セットで2度劣勢に立たされたが、それからセバストワのサービスゲームをブレークし、5-3とリードを奪い返した。

「信じられないほどだわ」と24歳のジャバーは、自分の進撃についてコメントした。チュニジア人プレーヤーがWTAツアーの準決勝に進出したのは、彼女が初めてだった。

「私は自分だけのためにプレーしているんじゃない。私は母国のためにもプレーしている。これは私にとって、本当に重要なことなの」

 この結果で世界101位のジャバーは、アラブ出身の女性としての最高ランクの記録を塗り替えることを確実にした。母国の先輩でもあるセリマ・スファー(チュニジア)は、2001年に75位に至っていた。

 土曜日の決勝で、ジャバーは、2011年のシャネル・スケッパーズ(南アフリカ)以来となるアフリカ大陸出身のWTAツアー制覇者となる可能性を手にしている。

 今週のジャバーはここまで、自分よりランキングの高い相手を倒してきた。

 エカテリーナ・マカロワ(ロシア)に対する1回戦では、彼女はすぐに自分が勝ったと気づかず、マカロワが握手をするためネットに向かうなか、次のサービスを打つために移動していた。ジャバーは続いて元USオープン優勝者で第3シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)を倒し、それから第8シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を退けた。

 世界14位のカサキナは、77%という高いファーストサービスの確率にも助けられ、ジョハナ・コンタ(イギリス)を6-4 6-3で下してキャリア2勝目に王手をかけた。

 2017年4月に初のツアー決勝に勝って以来、カサキナは同じ舞台で3度連続で敗れており、その中には昨年のクレムリン・カップ決勝も含まれている。

 カサキナは、ジャバーの球種が多彩でドロップショットを多用するプレースタイルが、彼女を非常にやりにくい相手にしていると警戒している。

「彼女からは、何を予想すべきかが分からない。彼女自身、自分が何をしようとしているのかわかっていないような気がするわ」とカサキナは言った。「彼女は本当に興味深いテニスをする」。

 2016年のリオデジャネイロ五輪でカサキナに敗れていたジャバーは、カサキナに対して『リベンジ』することを目指す、とジョークを飛ばした。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマンチェスターのツアー下部大会でのオンス・ジャバー(チュニジア)
MANCHESTER, ENGLAND - JUNE 17: Ons Jabeur of Tunisia in action in the Womens Singles Final during Finals Day of the Fuzion 100 Manchester Trophy at The Northern Lawn Tennis Club on June 17, 2018 in Manchester, United Kingdom. (Photo by Nathan Stirk/Getty Images for LTA)

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